喜連川温泉栃木県

もとゆ温泉(喜連川温泉) ★2.0

含硫黄-ナトリウム-塩化物泉

栃木県塩谷郡喜連川町喜連川6620-1
男女別内湯 ・ 露天
028-686-3284
日帰り入浴 : 300円

1月3日。年末年始休暇で仕事が休みのため、どこかへ行こうと思いつく。
しかし、この時期は山間部の良い温泉は殆ど雪で埋まってしまっており、チェーンを巻いて気合を入れなければたどり着けない。
そこで、雪の影響を受けない平野部で、どこか良い温泉が無いかと思いを巡らせてみたところ、真っ先に喜連川を思い浮かべた。
喜連川の「早乙女温泉」は衝撃的な良泉であり、きっと他にも良い所はあるだろうと思い、ネットで口コミを調べる。
そこで見つけたのがこの「もとゆ」。ネットで評判も比較的良く、油臭のする硫黄泉で、強いぬめり感があるお湯が沸いているとの事。
期待に胸を躍らせ、早速行って参りました。

「もとゆ」は周囲に何も無い、畑の真中みたいな所にある日帰り温泉施設です。中には、入り口の自動券売機で料金を支払ってから入ります。
比較的新しく綺麗な施設で、地元の方たちが既に沢山訪れていました。全体の雰囲気はまるで老人ホームとか地域交流センターのようなイメージです。
休憩所なども完備されていて、年配者の一団などがロビーで談笑していました。

脱衣所は標準的な広さで、ロッカーが50人分程用意されている。鍵付きのロッカーで、市営プール等でもよく見かける、100円を入れて戻ってくるタイプ。
脱衣所からして、すでにかなり塩素の臭いがする。ちょっと不安になる。

まずは内湯。カランが6~7人分程あり、全て埋まっていた。なかなか繁盛している様子。
すぐ開いたので、まずはそこで体を洗う。シャンプーとボディーソープが備え付けられており、なかなか使いやすかった。
内湯浴槽は2つある。7~8人入れそうな広い湯船と、円形で3人入れば結構窮屈そうな湯船。
どちらも透明で、僅かに黄色がかって見える。室内は充満する塩素の臭いが酷かったので、内湯には入らず早速露天へ行く。

露天風呂は岩風呂になっており、こちらも7~8人程入れる大きさになっている。
お湯は透明で熱め。暗がりの為、色を正確に確認する事が出来なかったが、恐らく内湯と同じ黄色がかっていたと思われる。
評判どおりのヌルヌルのお湯で、舐めるとかなりの塩分を感じる。
で、肝心の臭いだが、内湯程では無いものの、塩素の臭いしかしなかった。硫黄臭とか油臭を期待したのだが、そんなものは微塵も感じなかった。

もう一度内湯に戻り、今度はちゃんと浴槽にも入ってみたのだが、矢張り塩素の臭いしかしない。
浴感は露天も内湯も同じ。ネットの事前調べでは、円形の浴槽が一番良いような事が書かれてあったが、浴室に充満する塩素臭が強烈すぎ、泉質の確認等出来なかった。
尤も、もうどうでも良くなってしまい、ちょっと入っただけで出てしまったのだが・・・
少なくとも油臭や硫黄臭は全くしなかった。
ゆっくりしようと思っていたのだが、ものの20分程で出てしまった。

余談だが、服を着てロビーに戻ると、彼女は既に風呂から出て私の事を待っていた。
塩素がキツ過ぎるので、堪らずにすぐ出てきてしまったらしい。
元々、お互いに「45分後に出るよ」と話をしていたのだが、示し合わせていなかったにも関わらず、結局お互い20分以内で出てきてしまった事になる。
レジオネラ菌の対策で、被害者を出さない為、ある程度の塩素投入は致し方ないとは思う。
しかし、昨今の過剰投与は何とかならないものだろうか・・・

2005-1/3

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