塩原新湯温泉栃木県

むじなの湯 (塩原新湯温泉) ★4.5

酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩温泉
(むじなの湯)
59.2度 / ph2.4 / 足元自噴 / H5.7.20
H+ = 4 / Na+ = 40.8 / K+ = 11.8 / Ca++ = 79.1
Mg++ = 31.4 / Al++ = 90 / Fe++ = 8.2
Cl- = 6.5 / HSO4- = 136.3 / SO4– = 1016.6
H2SiO3 = 327.6 / H2S = 36.3
成分総計 = 1792mg

栃木県那須塩原市湯本塩原
男女別内湯
300円
7:00 – 18:00

塩原新湯温泉に3箇所ある共同浴場のひとつで、恐らく一番の人気を誇っているのがここ、むじなの湯です。
街道から階段を降りた少し奥まった所にあり、目立たない所に湯小屋がポツンとあります。
以前までは混浴だったのですが、数年前に手が加えられ、今ではちゃんと男女別に仕切られています。
入浴料は300円で嬉しい共同浴場価格になっています。
新湯温泉に宿泊した場合は無料になるみたいですね。
2年ほど前に一度訪れているのですが、今回は久しぶりの再訪となりました。

元々ひとつだった浴室に男女の壁を設けて分けている為、あまり広くはありませんが、湯船は4人くらい入れそうなもので、共同浴場としては普通の広さを保っています。
湯口は無く、なんとここ、源泉湧出個所が浴槽足元にある、足元自噴温泉なんですね。

お湯は白濁の硫黄泉で、足先がピリピリと痺れる程の熱めに調整されています。
手持ちの温度計でお湯を測ったところ、およそ46度ほどありました。
強めに漂う硫黄臭と、揮発性のアブラ臭を感じる、とても特徴があるお湯で、お湯そのものの温度も手伝ってか、ガツンと入り応えがある力強いものです。
鮮度は悪かろう筈も無く、湧出したてのピュアな源泉を楽しむ事が出来て実に素晴らしかったです。

いつまでもこの素晴らしい風情のまま残って欲しいですね。
2年ぶりの再訪でしたが、もっと頻度良く来たいと思いました。
塩原には入浴出来るところが数多くありますが、特にオススメ出来る一湯です。

2006年 12月24日 - 再訪時のレポート

2023年 11月18日 - 何度目かの再訪・日帰り入浴

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北海道在住の温泉仲間Gさんを案内するついでに立ち寄った塩原新湯。
まずは湯荘 白樺に入り、その次に訪れたのがこちら、共同浴場のむじなの湯です。
塩原新湯には共同浴場が3箇所ありますが、その中でどれかひとつを選べと言われたら、断然このむじなの湯です。
なんと足元自噴なんですよね!

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場所は少し奥まった所にあります。
看板が出ているので場所が分からないなんて事は無いと思いますけど、初めて訪れる人は「本当にここで合っているの?」って不安になるでしょうね。

細い階段を降りて行くと湯小屋の屋根が見えてきます。
手前にはむじなの湯の歴史が書かれていました。
金泉湯と言う別名があるそうです、知りませんでした。

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ザ・共同浴場って感じの外観です。
見た目ジモ専ですけど、外来入浴可能。
料金箱制で一口にお金を入れて入浴します。

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久しぶりの再訪ですが、内部の造りはほとんど変わっていません。
ひとつ変わった点は、以前は湯小屋を向かって右側が男湯だった筈ですが、この日は左側が男湯になっていました。

お湯の印象は以前と変わらず、素晴らしいです。
ちょっと熱めで46度位でしょうか。肌を刺すようなビリビリする刺激は、泉質だからと言うより、多分きっと熱すぎるからでしょうね。
湯底から熱い源泉が静かに沸いており、浸かる位置によってはお尻が焼けるように熱いです。
一応加水用のホースもあり、あまりに熱すぎる時は水で埋めて入る仕組み。

強めに香る硫黄臭と、ほんおり香るアブラ臭も健在。
お湯は湯底が完全に見えない程に白濁しており、酸化も進んでいます。
でも、温度が熱いせいか、足元自噴だからそう思わせるのか、鮮度が良く感じるんですよね。

外から見ると素朴で仮設みたいな湯小屋ですが、中は総板張りなのも素晴らしいです。
極上のお湯と最高の風情、まさに塩原を代表する名湯ですね!

今回はかなり久しぶりの再訪でしたけど、また来たいと思います。

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