喜連川温泉栃木県

かんぽの宿喜連川 (喜連川温泉) ★3.5

含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉
(喜連川温泉第1号、第三号混合泉)
48.6度 / ph7.8 / H7.9.18
Na+ = 2417.4 / K+ = 40.8 / Ca++ = 112.2 / Mg++ = 1.9
Cl- = 3722.6 / SO4– = 115.4 / CO3– = 286.4
HS- = 2.2 / H2SiO3 = 120.3 / HBO3 = 70.5
成分総計 = 6903.2mg

栃木県さくら市喜連川5296-1
028-686-2822
男女別内湯 ・ 露天風呂
600円 (午後4時以降400円)
9:30 – 21:00

喜連川温泉は、近年になって掘り当てられた温泉なので、温泉街と言うものが無く、新しくて立派なホテルが数軒あるのみです。
ご存知「かんぽの宿」は、そんな喜連川に数軒しかない貴重な宿泊施設のひとつです。
今回訪れたのはそのかんぽの宿の「日帰り館」で、かんぽの宿に併設されていました。

お風呂はかんぽの宿らしく、とても広々していて清潔かつゴージャスなものです。
浴室は弓なりにカーブしたもので、右手側には洗い場がズラリと並び、左手側には湯船がありました。
浴槽は30人でもゆったりと入れそうなとても広々したものに加え、歩行湯でしょうか、温めで底が深いものなどもあります。
訪れた時間が夜で、そのうえ室内が暗かったため、お湯の色はイマイチ確認できませんでしたが、透明なものです。
うっすら硫黄臭とアブラ臭がする、肌触りがツルツルのお湯が張られていました。
塩素循環をしているようで、源泉そのもののアブラ臭以外にも何か薬品のような臭いが混ざっていますが、源泉そのものがもつ特徴的な臭いが混ざり、そんなに不快な臭いはしていません。
しっかり浴感があるのが嬉しいです。
同じ日に入った「かんぽの宿塩原」に続き、かんぽの宿のイメージが少し良くなりました。
湯口からは熱いお湯が注がれており、口に含むと、塩分と硫黄の苦味を感じました。

内湯の先には露天もあります。
洗い場は無く、岩風呂になっており、その一角は打たせ湯になっていました。
打たせ湯はスイッチを押すことで一定時間掛け流される仕組みになっています。
適温のお湯が降り注ぎ、加水されているのか循環されたものなのかは分かりませんが、ほんのりアブラ臭を感じるお湯が頭上から降り注ぎ、何とも心地が良いです。
露天自体の湯温も内湯より高めで、入り応えがあって良い感じですね。
内湯の方を好む傾向にある私ですが、ここに限っては露天の方が気に入りました。

喜連川には、強力な早乙女温泉と、湯使いの良い第二浴場があり、それらとは比較になりません。
しかし、源泉の特徴が残っているお湯と、広々として使い勝手の良い浴室や待合所など、お湯だけではなく、施設をトータルで評価する人には、悪くない選択だと思いました。
施設重視の人にはオススメの一湯です。

2006-12/24

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