福島県

石川屋旅館 (谷地温泉) ★4.0

アルカリ性単純冷鉱泉
(谷地鉱泉)

福島県いわき市大久町大久字下谷地17
0246-82-2696
男女別内湯
300円
6:00 – 21:30

谷地と聞いて、真っ先に谷地温泉を想像したソコのアナタ!
正解っ!それが正しい温泉ファンとしての反応です。一時期廃業していましたが、復活してくれました。あの素晴らしいお湯は、失われちゃいけませんよね!
で、その谷地温泉は、青森の話。私がこれからするのは、福島県にある谷地鉱泉の話です。

場所は、いわき市のどっか。うん、友人の車に乗ってたらたどり着いたので、具体的な場所はよく分からない。
何だかとっても長閑な所です。どうでも良いけど、冬なのに雪が少ない。福島の浜通り(太平洋側)って、降雪量が少ないのです。
会津に行こうものならば、凄い雪の量でビックリするんですけどね。
そんな所にある、石川屋旅館さん。鉱泉宿と言う事で、鄙びた所をイメージしていましたが、意外にも小奇麗な所で、少し驚きました。
門構えなんて、なかなか立派です。

日帰り入浴をお願いすると、快くOKして下さいました。
さて、そのお風呂。男女別で内湯のみです。お宿の規模に相応とでも言うべきか、小ぢんまりとした浴室で、四つ切ピザ型のタイル湯船がひとつあります。
外観はそうでも無かったのですが、浴室の雰囲気は、私がイメージする鉱泉宿そのものです。
こう言うお風呂は無条件で好きです。なんか良いなぁ!

お湯は無色透明。鉱泉なので、当然沸かされている物で、浴槽内でお湯を循環し加温しているようです。
しっかり掛け湯をして、湯船に体を沈めたところ、お湯がザバーっと良い音を立てて溢れました。何度やっても爽快な気分になれる瞬間です。

お湯からも僅かに芒硝系の薬臭が漂います。幸いな事に、不快な塩素臭は一切しません。
浸かって最初に感じたのは、ビリビリと来る肌触りです。少し温度が高めであったせいもありますが、これは芒硝系の感触に違いありません。
ビリビリに加えて、少しだけツルツルする感触もありました。ビリビリ系のお湯はサラサラである事が多いのですけどね。
お湯は、とても鮮度良いです。

湯船の一角に湯口があり、蛇口を捻ると冷鉱泉の源泉を注ぎ足す事が出来ます。
捻ってみたところ、冷たい源泉がドバドバと出てきました。あまり注ぎすぎると、湯船全体が温くなるので、絞りつつでしたが、生の源泉を確認出来るのは嬉しい限りです。
源泉を口に含んでみたところ、僅かに旨みを感じます。においは殆どしませんでした。

小さな湯船で、良いお湯を堪能する事が出来ました。
今回は少し駆け足での入浴になってしまいましたが、次回訪れる事があれば、時間をかけてじっくりと入ってみたいと思いました。
とても素敵な一湯でした。

2010-1/10

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