単純温泉
(土湯温泉、2,3,7,15,新1号の5源泉混合) 59.5度 / ph7.32
Na+ = 82.2 / K+ = 7.1 / Mg++ = 1.5 / Ca++ = 16
Cl- = 55.5 / SO4– = 104.3 / HCO3- = 49
成分総計 = 465mg
福島市土湯温泉町字下ノ町
男女別内湯
200円
6:00 – 22:00
私は、共同浴場が大好きです。
安くて、気軽に立ち寄ることが出来て、風情もよく、そして何より、お湯が良い!
この土湯温泉にも共同浴場がある事を知っており、前々からずーっと気になっていました。
今回、やっと入浴することが出来ました。
なお、場所は、直前に入浴した「富士屋旅館」のすぐ隣にあります。
車は、少し離れた所にある、観光協会の無料駐車場に停めさせてもらいました。
造りは、いかにも共同浴場と言う、どこにでもありそうなシンプルな造りです。
入ってすぐのところに自動券売機があり、そこで入浴券を購入し、有人の受付に渡します。
お風呂は勿論内湯のみで、飾り気も何も無いもの。
洗い場数人分と湯船があり、当然の事ながら、シャンプーの備え付けなどはありませんでした。
さて、お湯ですが、無色透明で無味無臭のものです。
3人同時に入ると居場所が無くなってしまうほどの小さな湯船で、湯口からは熱いお湯がダブダブと注がれています。
手持ちの温度計で測ったところ、なんと、47度もあります。
ここは飯坂温泉ですか?って感じの灼熱。
単純温泉の47度って、特に熱く感じるのです。
念入りに掛け湯し、肩まで浸かりましたが、肌がジリジリと焼けるような感覚に襲われました。
お湯の印象は、殆どありません。日常利用する為の、そのまんま「お風呂」って感じです。
すぐ隣の富士屋旅館は重曹泉の特徴があるものでしたが、すぐ隣り合っていても泉質が違うので、ちょっと不思議な感じですね。
ちなみに、この時、浴室には私を含めて3人いました。
私とオジサンが、平然と出たり入ったりしている横で、青年が一人、熱さと戦っている様子。
足先を入れたり、手を入れたりしながら、なかなか入れずに苦戦しています。
暫くして、見兼ねたオジサン、「水で埋めて良いよ」と言い、浴槽内の水道蛇口と、洗い場から引いたホースの両方を全開にしてあげました。
暫くすると、2度程温度が下がり、その青年、それでもまだ熱そうですが、やっと入れました。
きっと、この共同浴場では、毎日こんな光景が繰り返されているのでしょうね。
私はその顛末を見守っているだけでしたが、何とも微笑ましく、思わぬところで人々のふれあいを見る事が出来て楽しかったです。
これからも、地元の方々に愛され続けて欲しい一湯です。
2006-9/18
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