中山平温泉宮城県

仙庄館 (中山平温泉) ★3.5

単純硫黄泉
(新仙庄の湯、新黒森の湯、新吹の湯、新滝の湯 混合泉)
88.3度 / ph7.4 / H15.1.9
Na+ = 175 / K+ = 9.4 / NH4+ = 1.2 / Ca++ = 4.9
Cl- = 38.8 / F- = 1.7 / HS- = 33 / SO4– = 64
AsO– = 1.3 / HCO3- = 289 / CO3– = 0.5
H2SiO3 = 273 / HBO2 = 14 / CO2 = 19.3 / H2S = 14.9
成分総計 = 940mg

宮城県大崎市鳴子温泉字星沼28-2
0229-87-1234
男女別内湯 ・ 露天風呂
800円 (湯めぐりチケット4枚)
10:00 – 22:00

中山平温泉の奥まったところ、国道47号線から入って、元蛇の湯の先にあります。
今まであまり奥の方まで入った事が無かったので、気づきませんでしたが、結構立派なホテルで驚きました。
GWだからかも知れませんが、駐車場にも車がずらりと並んでいて、結構流行っているような印象です。

フロントへ行き日帰り入浴をお願いすると、快くOKとの事でした。
このとき、時間は18時少し前。これから夕食という遅い時間なのですが、この時間でも日帰り入浴を受け付けてくれるのは嬉しい限りです。
お風呂は内湯と露天があり、それぞれが離れた所にあるとの事。まずは露天から行ってみました。

露天は、ホテルの大きさからすると規模相応な、なかなか立派なものです。
脱衣所は屋根のついた室内で、なかなか立派。お風呂は、20人以上でも同時に入れる、岩風呂になっており、一部に屋根がついていて雨が降っても快適に利用できそうです。
開放感もなかなかなもの。湯船に張られたお湯はうっすらと緑がかった濁り湯でした。

お湯の温度は適温。うっすらと硫黄臭が香る気持ちが良い物です。ツルツル感は殆ど無く、ただ純粋に硫黄泉と言う感じです。イメージ的には川渡っぽいですね。
湯口からはドバドバとお湯が注がれていますが、残念ながらどうやら循環されている様子。
ただ、湯口から注がれるお湯には源泉も加えられているようで、浴槽で匂いを嗅ぐよりも硫黄臭が強く感じます。
ちょうど夕食時間に重なったせいか、私が来たときは沢山人がいたものの、暫くするとみんな居なくなってしまい、貸切状態となりました。
広々とした露天を一人占め!ちょっとだけ贅沢な気分です。

続いて内湯。こちらも、旅館サイズに合わせて、広々とした物です。
浴室中央にどーんと大きな湯船があり、20人以上ゆったりと入ることが出来ます。
こちらに張られているお湯も露天と同じ源泉で、やっぱり循環されているようです。
こちらも鶯色に濁っており、強い硫黄臭がする、ペタペタ肌触りのもの。
中山平と言うより、ほんと、川渡って感じのお湯です。
温度は適温で、入りやすいです。お湯に浸かったり、浴槽の淵に座ったりしながら、予定していたよりも長い時間を過ごしてしまいました。

立派なお宿で、お湯にはあまり期待していなかったのですが、なかなか悪くありませんでした。
鳴子にはそれこそ沢山宿泊先がある訳で、あえて自分で選んでココに泊まると言う事はなかなか無いと思いますが、もし会社の旅行だったり、プレゼントなんかで、ここのお宿に泊まれるならば、大喜びで利用すると思います。
施設そのものも快適そうですので、コアな温泉マニアでは無い人もお勧め出来る一湯です。

2008-5/4

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