中山平温泉宮城県

なかやま山荘 (中山平温泉) ★4.0

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素 塩・塩化物泉
(養老の湯第3号) 99.5度 / ph8.9 / H8.10.7
Na+ = 254.8 / K+ = 19.3 / NH4+ = 0.8 / Ca++ = 1.4
AL+++ = 0.8 / Cl- = 112.5 / F- = 4 / HS- = 21.7
S2O3– = 1 / SO4– = 93.8 / HCO3- = 137.4
CO3– = 150.2 / H2SiO3 = 234 / HBO2 = 121.5
HAsO2 = 3.7 / H2S = 0.3 / 溶存物質総量 = 1157.9mg

宮城県大崎市鳴子温泉字星沼19-24
0229-87-2101
男女別内湯
600円 (湯めぐりチケット3枚)
13:00 – 17:00

中山平温泉の一角、国道47号線沿いにあるお宿です。
ただ、国道沿いとは言っても、建物自体は少し奥まった所にあり、今まで何度も前を通過していたにも関わらず、あまり気に掛けずに通り過ぎていました。
なかなか立派なお宿で、中に入ると、GWの真っ只中という事もあってか、フロントは多くの人で賑わっていました。

お風呂は、内湯のみです。手前側に洗い場があり、奥に湯船がひとつ。
至って普通な造りをしています。
湯船に張られたお湯は、湯底に沈めた足がギリギリに見えない程度に濁っています。
肌触りはしっとりする感じの物で、43度くらいの適温ですが、浴室内が少し篭るせいもあってか、汗だくになってしまう程に温まります。
お湯からは強い硫黄臭と、やすらぎ荘で嗅いだのと同じような、鮮魚臭がしました。
とても特徴的な臭いのお湯で、ビックリです。
やすらぎ荘が船員組合の宿だけに、冗談でバラ風呂ならぬ、「かつお風呂」なんじゃないの?と、思ってもみましたが、ここのお湯も同じ系統の臭いで、本当に源泉からこんなヘンチクリンな臭いがしているのだと改めて実感し、驚きました。

お湯は残念ながら循環されています。とは言え、源泉が元々個性的なせいもあり、薄さは微塵も感じません。
これが源泉100%だったらさぞかし珍妙なお湯だった事でしょう。
湯口に鼻先を近づけて臭いを嗅いで見ると、より強い硫黄臭+魚介臭を楽しめます。
かなり香りが強く、循環されている物に加えて源泉も一部追加されていると思われます。
この湯口の脇に陣取って入っていると、堪らなく幸せな気分です。飛び散るお湯で顔をぐしゃぐしゃに濡らしながら、魚介臭まみれの幸せな湯浴みを楽しむ事が出来ました。

2008-5/4

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