秋田県

鷹ノ湯温泉 (秋の宮温泉) ★4.0

ナトリウム-塩化物泉
(鷹ノ湯源泉)

秋田県湯沢市秋ノ宮字殿上1
0183-56-2141
混浴内湯、女性内湯、混浴露天、女性露天
630円
11:00 – 14:00

秋の宮温泉にある、日本秘湯を守る会の会員宿です。いかにも秘湯らしく、他の旅館からは離れた、一軒宿のようなロケーションにあります。
川沿いに佇むロケーションは、とても雰囲気が良いです。
建物は、秘湯会のお宿ならではと言う感じすらする、とても立派な物です。
秘湯と言えば秘湯ですが、同じ秋の宮であれば、湯ノ又温泉の方が、遥かに秘湯ですが、それについてはご愛嬌と言う所でしょうか。
秘湯ブームとは言え、本物の秘湯だと、かえって設備が悪いとかお門違いなクレームを出す「るるぶ&じゃらん系」な人が出るとも限らず、これくらいが丁度良いのかも知れませんね。

お風呂は、館内で湯めぐり出来てしまう程に沢山あります。
混浴大浴場、女性用内湯、混浴野天風呂、混浴露天風呂、女性用露天風呂・・・
えぇと、つまり、男性専用のお風呂はありません。まぁ、混浴なんて実質男性専用風呂のような物ですので、別にどーって事ありませんが、これってどーなの?とか思ってしまうのは私だけでしょうか?

最初に向かったのは、野天風呂。ゴム草履に履き替え、少し歩いた所にあります。
川沿いに面しており、野趣溢れる、とても開放的な所です。
露天に向かう途中、池のようなお湯溜りがありました。湯気が上がっているので、入れないものかと確認してみたところ、50度を軽くオーバーする熱湯でした。
よく見ると、湯溜りの下からポコポコと気泡が上がり、そこからお湯が沸いているのが分かります。
つまり足元自噴な訳で・・・あぁ、入れるものなら入りたいのですが。

気を取り直し、野天風呂。岩で組まれた広々とした物です。
お湯は無色透明。僅かに白い湯花が舞い、湯口で匂いを嗅ぐとほんのり石膏臭+芒硝臭がする、気持ちが良い物です。
お湯は少し熱めの45度。長湯は出来ませんが、お湯に浸かってじっくりと体を暖めて、湯船の淵の岩に座って風に当たっていると、何とも幸せな気分になれます。
目の前を流れる川を眺めていると、「あぁ、温泉って素晴らしい」なんて思えて来ます。

続いて、混浴の大浴場。こちらは内湯のみです。
入ると、まずは、湯船が3つお出迎え。なかなか素晴らしい風情です!
ぱっと目に飛び込んでくる3つの湯船以外にも、小さな岩風呂が右手側にあり、奥には打たせ湯もあります。洗い場も奥にありました。
基本的に、どの湯船に張られているお湯も、同じもの。無色透明でほんのり石膏臭と温泉臭がする単純泉です。源泉温度が高い為に、多少の加水をしつつ、湯船ごとに温度差を設けています。
加水とは言っても、もともと特徴が乏しい源泉なので、それほどの違いは感じ取る事が出来ません。

早速左側の湯船に入ってみたのですが・・・
なんと、深さが1.3メートルもあるのです!そんな事は露も知らず、いつも通りに片足をお湯にドボンと沈めたのですが、あまりの深さに股が裂けるかと思いま
した。
こちらの温度は、44度くらいで、少し熱め。変哲の無いお湯ですが、この風情の中で浸かっていると、泉質云々ではなく、とても心地よくなれます。
湯口からはザブザブとお湯が注がれていました。豊富な湯量のお湯は、もちろん掛け流しで、オーバーフローが豪快に排水されていく様子は、見ていてなかなか気持ちが良い物でした。

それ以外の湯船にも一通り入り、溢れさせましたが、お湯の印象はどれも殆ど変わらずです。
一番鮮度良く感じたのは、3つある風情の良い湯船ではなくて、右端にポツンとある小さな岩風呂です。こちらは、詰めて入ってもせいぜい3人くらいと言うサイズの物。
熱い源泉がチョロチョロと注がれており、浴槽内のお湯も46度くらいでかなり熱いです。
おそらく加水はされていないと思われ、お湯からしっかりと石膏臭が香る、源泉の特徴が残っている物です。
体を沈めると、ビリビリと刺激を感じて、何だか気持ちが良いです。
お陰で浴後は汗だくになり、水をがぶ飲みしてしまいましたが、気に入ってしまいました。

最後に、混浴の露天風呂。こちらは見学だけしてきました。
湯船が2つあり、透明なお湯が張られています。恐らく他と同じ源泉で、触って軽く確認した限りでは、殆ど特徴が無いものです。
風情は悪くありませんが、衝立のせいで、眺望はありません。
ここに入るなら、野天風呂の方が良いかな。ただ、野天には屋根がありませんが、こちらには屋根があるので、雨天時や日焼けしたくない人の為には役に立ちそうですね。

流石は秘湯会と言う印象すら受ける、とても立派なお宿でした。
周辺には良い温泉&お宿が他にも沢山あり、ベストチョイスだとは思いませんが、気軽に秘湯気分を味わいたい都会の人には良さそうです。
時間を気にせず野天風呂に入るのも良さそうだと思いました。

2008-5/3

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