ナトリウム-塩化物温泉
源泉名:焼石岳温泉(ヒメカ湯)
71.7度 / ph7.1 / 17,190mg
岩手県胆沢郡胆沢町若柳字天沢52-7
男女別内湯
0197-49-2006
310円 (1時間)
9:00 – 21:30
ここに入る前に立ち寄った「国見平温泉」から車でおよそ20分の場所にある日帰り入浴施設・・・と、思いきや、宿泊も出来るみたい。
見た目には日帰り施設っぽい造りをした所です。
とても強烈なアブラ臭がすると言う噂で行って参りました。
立派なセンター系施設で、1時間310円。お風呂場は大広間や休憩室?があるながーい廊下を抜けた先にありました。
浴室は内湯のみで、広々とした湯船が一つあります。
入ってまず驚いたのが、国見平で嗅いだようなクレゾールに似たアブラ臭で、「これでもか!」と言うほどに充満していました。
次に驚いたのは、湯口に取り付けられた、巨大な湯花キャッチャー。
タオルを縫い合わせて作られており、虫取り網のような状態で湯口に固定されています。
そこに源泉がザバザバ大量投入。
この膨らんだタオルに鼻先を近づけ、タオルを揉んですーはーすると、実に素晴らしいアブラ臭を堪能する事が出来ます。
湯口で嗅ぐ臭いは、浴槽内のお湯で嗅ぐクレゾール臭とは若干異なり、どこか喜連川の第二浴場を彷彿とさせるアブラ+硫黄臭です。なんでこのお湯がクレゾールのような臭いになるのか、実に不思議です。
臭い以外の特徴としては、黄色薄濁りのお湯で、所々赤茶色の湯花が舞っています。
肌触りはツルツルで、なかなか良い感触ですね。塩分を多く含むらしく、かなり温まるお湯です。湯口のお湯をなめてみたところ、塩味と妙な苦味?を感じました。
とても広い浴槽なので、どうやら循環されているみたいです。また、塩素消毒もされているみたいですね。
しかしながら、仮に塩素が入っていたとしても、強烈な臭いで掻き消されてしまい、殆ど分からないほど強烈な個性を発揮していました。
うーん。こんな濃いお湯、他では滅多にありませぬぞ!
このお湯は、ヘンな理屈は抜きで、何も考えずに堪能するに限りますね。
湯上りは汗だくになりました。ガツンとくる浴感がある、とても素晴らしいお湯でした。
とても珍しいお湯です。近くに行かれる際は、是非とも立ち寄って欲しい一湯です。
2005-12/30
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