単純温泉
(混合泉(三ツ釜1号・2号、あやめ源湯))
64.5度 / ph8.01 / H18.8.4
Na+ = 150 / K+ = 6.2 / Ca++ = 15 / Mg++ = 0.39
Cl- = 167 / F- = 2.05 / SO4– = 109 / HCO3- = 64.1
H2SiO3 = 97.3 / HBO2 = 12.6 / 溶存物質総量 = 624.9mg
長野県諏訪市湖岸通り4丁目1-9
0266-52-0604
男女別内湯
500円
10:00 – 21:00 (最終受付30分前)
上諏訪温泉にある日帰り入浴施設です。
大正ロマン漂う素敵な建物で、諏訪市の文化財に指定されているそうです。
立寄り温泉としては結構有名な所で、私も前から知っていましたが、普段は共同浴場をメインに立ち寄りしていた為、訪れる機会がありませんでした。
さて、今回初めて訪れてみて、噂に違わぬ素敵な建物でビックリしました。
まずは外観ですが、訪れた時間が遅かった為にあまりじっくりと見る事が出来ませんでしたが、まるで教会のような素敵な造りです。
中に入ると、正面に受付があります。この受付もシアターの券売所のようなレトロな造りです。
天井の造りや照明も、洋館って感じで、お風呂と言うイメージからはだいぶ離れている印象を受けました。
さて、そのお風呂。男女別の内湯です。
入って正面に大きな湯船がひとつ。右手側には洗い場がありますが、湯船に水が飛び散らないようにとの配慮か、壁に仕切られた反対側にあります。
浴室内も洋館チックで、白亜の壁に、モザイクタイルや、ところどころにある彫刻が上手く調和し不思議な雰囲気を演出しています。
肝心のお湯は、無色透明。湯船に身を沈めると、意外と湯底が深いのでびっくりします。なんと、湯底には玉砂利が敷かれているではありませんか!
もしこれが足元自噴で、玉砂利の間からポロロンと気泡が上がって来ようものならば、狂喜乱舞なのですが、残念ながらそうはいかない様子。
加水・循環のうえ、塩素が投入されているのだから、非常に惜しいです。
湯口からはザブザブと勢いよく注がれていますが、どうやらこれは濾過されたお湯のようです。
湯船の一角からお湯がオーバーフローしているので、新湯も投入されているようですが、オーバーフローは湯口からの投入量に見合っていません。
お湯の臭いは、ほぼ無臭。僅かに塩素臭を感じます。肌ざわりはツルツルして悪くありませんが、浴感もあまりありません。
ただ、塩素臭と言っても、不快に感じるほど強くはありませんので、全体的な印象は悪くはありません。
何より、この雰囲気良い浴室は、特筆に値します。
入浴中は、ボーっと口を開けながら、天井や壁をまじまじ見ながら楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
お湯の使い方に関しては、多少の意見もありますが、こう言う文化財級の浴場がそのまま残っている事は、大変に素晴らしい事です。
是非この風情のまま、維持管理して欲しいと思った一湯でした。
2009-3/3
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