長野県

共同浴場 港の湯 (浅間温泉) ★3.5

アルカリ性単純温泉 (浅間温泉混合泉)
(山田温泉、2号源泉、4号源泉、大下源泉の混合泉)
49.7度 / ph8.9 / 815L(混合槽における分析)
Na+ = 88.5 / Ca++ = 34.1 / Cl- = 33.7 / HS- = 0.33
SO4– = 197.5 / HCO3- = 22.6 / H2SiO3 = 38.5
H2S = 痕跡 / 成分総計 = 422mg

長野県松本市浅間温泉1-21-10
男女別内湯
200円
6:30 – 20:30

浅間温泉には数多くの共同浴場があります。しかし、残念ながら、その多くは地元住人や組合員しか入浴出来ない、通称「ジモ専」と呼ばれるところばかりです。
街中歩いていると、別に探しているわけでもないのに、あちこちで外来入浴不可の共同浴場を見つけてしまうんですよね。
うーん、入りたいけど入れない。なんとも悔しい限りです。
そんな浅間温泉にあって、私のような外部のものでも入浴出来る共同浴場が幾つかあるのですが、この「港の湯」もその中のひとつです。
温泉街の中心から少し外れた一角にポツンとありました。

内部は昔ながらの銭湯と言う感じで、男女別の脱衣所真ん中に有人の番台があり、そこに現金を支払う仕組みです。
ジモ専ではないとはいえ、やはり利用者は地元の方々が中心のようで、私が訪れた時は先客のオジイサンが何人かいらっしゃいました。

共同浴場ですので、勿論内湯のみです。
浴室には、シャンプーなどの備え付けが無い洗い場と、小さな湯船がひとつあります。
この湯船、2人入るのがせいぜいと言う所でしょうか。足を組めば、4人同時に入る事が出来そうですが、かなり窮屈な思いをする事になりそうです。
お湯は無色透明のもので、少し熱めに調整されており、湯口からは熱いお湯が掛け流されていました。
ほんのり硫黄臭と、石膏臭のようなものが混じる、とても気持ちが良いものです。
浴槽が小さいだけあって、鮮度は抜群に良いです。
強烈な個性こそありませんが、毎日入っても飽きない泉質で、体が芯から温まります。
お湯をオーバーフローさせると、洗い場全体に溢れ出たお湯が広がり、なんとも良い具合になります。出たり入ったりを繰り返しながら、じっくりとお湯を堪能しました。

どうでも良いですが、私がゆっくり入浴を楽しんでいると、先客のオジサン、いきなり洗い場で柔軟体操をはじめました。
それに触発されたか、もうひとりのオジサンも股割りとかを始め・・・
そのうち、更にもう独り加わり、その方は体操のつもりでしょうか、垂直にピョンピョンと飛び始めました。
3人とも終始無言。それぞれの体操に必死な様子。
実に微妙なシチュエーションです。これは、私に対する嫌がらせか何かでしょうか?(笑)
私はそれを見てみぬふりしながら入らなければならず、ちょっと辛かったです。^^;

素敵なお湯と、ちょっと変わった地元の方達。
マナー良く、大切に利用したい一湯です。
地元の方々、いつまでもお元気で。^^;

2006-9/24

コメント