ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(荒井河原比良の湯) 75.7度 / ph4.3 / H10.10.19
Na+ = 176.1 / K+ = 18.6 / Ca++ = 109 / Mg++ = 10.1
Al+++ = 2.8 / Fe++ = 1.4 / Cl- = 250.1 / F- = 0.9
SO4– = 375.7 / H2SiO3 = 140.1 / HBO2 = 58.7
CO2 = 51 / 成分総計 = 1196.3mg
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
男女別内湯
ジモ専 (渋宿泊者は鍵を借りて利用可能)
6:00 – 22:00
渋温泉に9箇所ある共同浴場のひとつです。
基本的に外来入浴不可なのですが、渋温泉に宿泊した人に限り、旅館で鍵を借りて湯めぐりする事が出来ます。
それぞれの共同浴場には周る順番が設定されており、この初湯はその名前の通り一番最初に入るお湯と言う位置付けになっています。
渋温泉の中心にある渋大湯から安代方面に歩いて2~3分の場所にありました。
ここへ来るのは2度目です。前回訪れた際も、多くの観光客で賑わっていましたが、今回は3連休初日と言うせいもあってか、特に混んでいるような印象です。
利用者の殆どは、湯めぐり目的の観光客。皆さんワイワイガヤガヤと、とても楽しそうです。
私達もその観光客なので、他人の事を言えた立場では無いのですが、混みすぎですね。
地元の人たちは、こんな状態で、マトモにお風呂入る事が出来るのでしょうか・・・?
建前は地元住人専用の共同浴場ですが、実際の所は観光スポットと言う印象が否めません。
そんな大賑わいのお風呂。共同浴場ですので、とてもこぢんまりとした造りをしています。
脱衣所は3人もいればお互いぶつからないように気を使う広さで、浴室は4人程度までならなんとか足を伸ばして入れる程度のものです。
湯口からは源泉がドボドボ注がれていますが、いかんせん利用人数が多いため、供給量が追いつかない様子で、湯面は浴槽縁よりだいぶ下がった所にありました。
お湯の印象は、土類臭にほんの少し金気臭が混じり、笹濁りしています。利用者が多いせいか、かなり劣化している印象で、温度も少し温めです。
とても風情があって素敵な湯屋なのですが、観光客の出入りがとても激しく、ちょっと落ちつかないかな・・・?
しかし、ちゃんと特徴を感じる事が出来るお湯で、源泉そのものの素性は悪く無さそうです。
訪れた時間が夕方だったせいで、夕食前の旅行客が押し寄せている印象でした。
もしゆっくりとお湯を楽しみたいならば、少し時間をずらすなり、考えた方が良いかも知れませんね。
余談ですが、私は一日のうちに沢山の温泉に入るため、一箇所での入浴時間は短いです。
よく、「あら、もう上がっちゃったの?」なんて言われる事もしばしばあります。
しかし、ここ渋温泉の共同浴場では、9箇所の共同浴場全てに入ろうとする観光客の方が、私の後に入ってきて、私より先に出て行く光景を何度となく目にしました。
凄い方だと、お湯に30秒だけ浸かって出て行かれてしまったり・・・
「そんなんで良いのか!?」と言いたくなりますが、きっと他人から見れば、私も同じような感じなのかも知れませんね。(笑)
渋温泉共同浴場、ワガママを言えば、もう少し落ち着ければ嬉しいですが、外湯が活気あるのは素晴らしい事だと思います。
これから先も、地元の方だけでなく、観光客に楽しみを与えてくれる一湯であってくれればと思いました。
2007-7/14
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