ナトリウムー塩化物強塩温泉
(板橋前野温泉)
41度 / ph7.6 / H16.11.22
Na+ = 7842 / K+ = 248.2 / Ca++ = 672.2 / Mg++ = 250.3
NH4+ = 25.1 / Fe++ = 4 / Cl- = 14460 / Br- = 68.2
I- = 21.6 / HCO3- = 228.2 / SO4– = 6.4 / H2SiO3 = 26.6
HBO2 = 16.8 / CO2 = 38.3 / 成分総計 = 23910mg
東京都板橋区前野町3丁目41-1
03-5916-3826
男女別内湯 ・ 露天 他
800円 (土日祝は1000円)
10:00 – 25:00
板橋区にあるスーパー銭湯系の温泉施設です。車で行ったので、あまり土地勘が分からないのですが、最寄り駅は志村坂上になるのかな?直前に寄った第二登喜和湯からは車で5分程の場所にあります。
目の前にはイズミヤと言う大型のスーパーがあり、車でのアクセスは悪くありません。
しっかりと駐車場が完備されているのが嬉しいです。施設利用者は無料で駐車する事が出来ます。
外観は現代風モダン湯屋建築(勝手に名前付けてみた)です。いかにも演出されたと言う感じがする和の風情ですが、雰囲気は悪くありません。
まったく鄙びていないので、私個人としては少し寂しいですが、女性にはウケが良さそうなデザインをしています。
住宅街の温泉銭湯で若い女性を見かける事は滅多にありませんが、ここには若い方が結構多く出入りしていました。
内部は、外観からも創造出来る通りに、快適な演出がされた清潔感溢れる空間になっています。
下駄箱に靴を入れ、鍵をして、受付に行くと、そのまま下駄箱の鍵を端末に登録されてそのまま渡されます。
この下駄箱の鍵にはバーコードがされており、館内の飲食等はこのバーコードをかざす事で出来、最後にまとめて清算をすると言う仕組みです。
小銭を持ち歩かないで済むので、便利です。
館内の施設は、お風呂以外にも、食事処、マッサージコーナー、休憩所、ごろ寝処など、色々と用意されていました。
さて、肝心のお風呂です。内湯と露天があり、露天は内湯を抜けた先にあります。
まずは内湯。入ってすぐの所にかけ湯があり、その先に洗い場。洗い場にはシャンプーやボディーソープがしっかりと備え付けられています。
他には、湯船が複数。通常浴槽や泡風呂、寝湯などのような物がありますが、お湯は恐らく真水を沸かした物と思われ、無色透明で、強烈な塩素臭が漂い、特徴を感じる事の無いものです。
ライトアップされて雰囲気は良いんですけれどもね。
一瞬だけ浸かって、ガッカリして、露天へ。
露天には岩風呂、壷湯、寝湯があり、その奥にサウナ室のような物があります。
薄暗くて足元が少しおぼつきませんが、雰囲気は良いです。ただ、この薄暗さは、年配者には少々辛いかな?若い人の好みが反映された造りです。
まずは岩風呂。源泉100%と書いてあり、期待が出来ます。上下2段に分かれており、湯口は上段側。上段の方が適温の43度くらいで、とりあえず私は上段の方に入る事に。下段はぬるめに調整されていました。
お湯の印象は、ずっしりと重い食塩泉です。薄暗くてお湯の色をしっかりと確認出来なかったですが、茶褐色で濁って見えます。
肌触りはペタペタする感触の物で、お湯の臭いは僅かに金気臭と、モール臭、それに僅かな潮臭も混じっています。
僅かながら揮発臭を伴う薬品臭のような物を感じます。アブラ臭のような、塩素臭のような、ちょっと複雑怪奇な臭いになっています。
湯口のお湯を舐めてみると、強烈な塩分を感じます。都内でこの濃度の塩化物泉って、ちょっと凄いですね。化石海水か何かでしょうか?
続いて壷湯。3つ並んでいて、それぞれ大きさに大小がありますが、基本的に一人用の物です。
温めで、入るとザバーっとお湯が溢れて総会なのですが、残念ながら循環されており、塩素臭も混じっています。
湯口からお湯がチョロチョロと注がれていますが、それ以外にも壷の底からお湯が継ぎ足されており、妙にお湯が満たされるのが早いです。
まぁ、悪くは無いのですが、本来ならば一番鮮度が良い状態で入ることが出来る壷湯だっただけに、循環塩素臭はちょっと残念でした。
ともあれ、このお湯でこれだけ充実した施設で、入浴料金800円と言うのは、都内では特筆に値すると思います。
例によって、この手の施設は必ずしも私の好むタイプではありませんが、快適さを追求しつつ、同時にお湯にも拘りを持つ施設が増えて行く事は素直に歓迎したいです。
これが私の自宅から徒歩圏内だったら、定期的に行ってしまうんですけどねぇ・・・
都内の温泉も意外と悪くないと見直してしまった一湯です。
2008-7/2
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