クロールアムモニウム = 32.7mg
重炭酸カリウム = 265.2mg
重炭酸ナトリウム = 1358.1mg
炭酸ナトリウム = 39.6mg
重炭酸カルシウム = 28.3mg
重炭酸マグネシウム = 51.1mg
珪酸メタ = 87.5mg
固形物総量 = 1277mg
(分析日:昭和6年10月15日/東京市衛生試験所)
東京都台東区池之端3丁目4-20
03-3821-3826
男女別内湯
400円
15:30 – 23:00
東京で数多くある温泉銭湯。その中でも歴史と風情の良さから非常に人気の高い六龍鉱泉に行って参りました。
六龍鉱泉は地下鉄千代田線の根津駅から徒歩10分位の所にあります。
住宅街の奥まった所にある為、地図を頭の中に叩き込んでから行きましょう。
外観は唐破風の造りをした特徴的なものですので、場所さえ間違えなければすぐに分かると思います。
ちなみに、営業開始は15時半からです。
私は1時過ぎに到着してしまい、仕方がないので上野周辺で時間つぶしをしました。ここに限らずですが、東京の温泉銭湯はあくまで銭湯ですので、営業開始が妙に遅い所も多く、要注意です。
中は昔ながらな銭湯と言った感じの造りです。受付にはどうみても小学生と思われる男の子が座っており、元気良くハキハキと「いらっしゃいませ~!」と言ってくれた。
何故だろうか、なんか、ちょっと気恥ずかしい。
脱衣所もいかにも銭湯と言った感じのする広々とした造りです。かなりレトロチックで、昭和6年に東京市(都ではない)が発行した分析表があったりして驚きです。
浴室内も、これまたレトロな銭湯と言った造りです。
手前が洗い場、奥に湯船。男女は高い塀に遮られていますが、天井は一緒。壁にはペンキ絵。
何の変哲もない造りなのですが、どこか昔懐かしく落ち着く風情です。
銭湯ですので洗い場にはシャンプーなどの備え付けがありません。
奥の湯船は2槽に分かれており、どちらにも真っ黒な黒湯が張られていました。
向かって左にある大きめな浴槽には適温のお湯。右側の小さな浴槽にはかなり熱めなお湯が張られています。
適温浴槽の一部はジャグジーになっていました。
肌触りはいかにも東京の重曹泉と言う感じで、強いぬめり感があります。
コーヒー色に濁っており、透明度はおよそ30センチ程度。甘めのモール臭がします。
恐れていた塩素臭ですが、全くしなかったのは驚き。
営業開始直後に利用したためでしょうか、思いのほか鮮度が良いお湯で驚きました。
これは、衛星面を気にする銭湯だから仕方がない事かと思いますが、どちらの湯船でもお湯が始終かき回されているような感じで、少し落ち着かないのが残念。
でも、そのせいもあってか、入ってすぐに茹でダコになってしまいました。
骨の髄までしっかり温まるお湯で、「東京の黒湯も捨てたモンじゃないなー」と痛感しました。これをキッカケに他所の黒湯にも入ってみようかな?
東京が誇るべき温泉文化遺産だと思います。
いつまでもこのままの姿で残って欲しいですね。
2006-1/15
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