酸性-含硫黄-カルシウム・ア ルミニウム-硫酸塩温泉
(湯花沢1番 静心山荘) 44度 / ph2.8 / H16.6.2
Na+ = 61.4 / K+ = 19.7 / Mg++ = 22.2 / Ca++ = 80.6
Al+++ = 25.1 / Mn++ = 1.1 / Fe++ = 0.2 / H+ = 1.6
Cl- = 49.2 / F- = 1.9 / SO4– = 569 / HSO4- = 30.4
H2SiO3 = 171.9 / HBO2 = 8.1 / CO2 = 704.5 / H2S = 96.8
成分総計 = 1844mg
福島県福島市町庭坂字湯花沢1-15
024-591-1129
男女別内湯
400円
10:00 – 15:00 (時間外は要相談)
久しぶりに訪れた、高湯温泉。暫くの間、高湯温泉自体に来ていなかったので、沢山の取りこぼしがあったのですが、そのうちのひとつがここ、静心山荘です。
色んな温泉ファンの方が訪れている所で、皆さんの評価も高いのです。今回、やっと来ることが出来ました。
この静心山荘、高湯の表通りから、細い道を入った先にあります。
折しも年末、標高が高い高湯ですので、静心山荘に向かう道は雪で覆われていました。結構急な斜面。
私のコペンで登れるだろうかと少し不安を感じつつ、何とか駐車場まで到着。
コペンって、車高は低いですが、FFなので、多少の雪道でも結構走れるのです。(当然スタッドレス装着)
そんなでたどり着いた静心山荘。早速立ち寄りをお願いしようと、玄関入って、びっくりしました。
なんと、玄関先で、人が倒れているではありませんか!どどど、どうしよう・・・!?
でも、よく見ると違います。ん、この人寝てるぞっ!?
どうやらお宿のご主人で、玄関先のストーブで暖を取りながら、そのまま寝入ってしまわれたようです。
起こすのも申し訳ないと思いつつ、立ち寄りをお願いすると、快くOKとのことです。寝てるところ邪魔しやがってと怒鳴られたらどうしようかと思いました。
お風呂は階段を上がった先との事で、丁寧にスリッパもご用意下さいました。
言われた通り、結構長い階段を登ると、やっとこさ浴室に到着です。
雲海閣の逆バージョンみたいな造りをしていますね。
お風呂は男女別で内湯のみです。ご主人が玄関先で居眠りしている程ですので、先客の姿はありません。
貸切状態で、浴室洗い場の床も乾いています。
私、この乾いた洗い場の床って好きなのです。だって、暫くの間誰も入っていなかった証左ですからね。
つまり、穢れの無い、鮮度が良いお湯を堪能できると言うことです。ラッキー!
さて、そのお湯。見た目は青味を帯びた白濁で、とても綺麗です。お湯全体が白濁に濁っている以外にも、白い湯花が舞っていて、いかにも濃厚な硫黄泉と言う感じがします。
お湯からは強めの硫黄臭。お湯の温度は、この時期にしてはかなり温めで、40度を僅かに下回る程度しかありません。
湯口から注がれるお湯はそこそこの温度があり、注がれている量も悪くは無いのですが、それでも投入量が追いついていない印象を受けます。
温いせいもあってか、鮮度はそれ程良く感じません。直前に高原荘の素晴らしいお湯を堪能したばかりに、余計そう感じるのかも知れません。
肌触りはしっとりペタペタ系です。温いのでずっとお湯に浸かっていても、疲れを知ること無く時間が過ぎていきます。
一言で言うならば、眠くなるお湯です。
この3日間、久しぶりの友人と忘年会をしたり、その後あちこちの温泉に入ったりと、
充実して楽しい反面、体が休まらない日々が続いていました。そんな訳で、少し疲れていたのかも知れません。
お湯に優しく包まれて、ふっと肩の力が抜けます。
鮮度重視な私ですが、たまにはこう言うお湯も良いですね。
じっくり30分程入っていましたが、その間他にお客さんはいませんでした。
平日の昼間だからこんな物なのかも知れません。
帰り際、玄関先にいたご主人に、「あれ?もう上がっちゃうの?」「ここに来る人はみんな1時間以上いるんだよ?」と言われてしまいました。
次回来るときはもう少し時間に余裕を持って、ゆっくり入りたいと思いました。
2009-12/28
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