田沢湖高原温泉秋田県

民宿ルーム (田沢湖高原温泉) ★4.5

単純硫黄温泉
(田沢湖高原温泉/1号、2号、4号混合泉)
49.7度 / ph5.1 / 1450L / 掘削自噴
Na+ = 60.1 / Mg++ = 2.3 / NH4+ = 2.1
Cl- = 90.1 / HS- = 0.1 / HCO2- = 20.8 / SO4- = 31
H2SiO3 = 87.2 / CO2 = 126.2 / HS = 6.7
成分総計 = 456.1mg

秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ケ岳2-65
0187-46-2531
貸切内湯 × 2 ?

私の湯巡り仲間の間で噂になっていた民宿「ルーム」、行って参りました。
田沢湖高原温泉は秘湯として名高い乳頭温泉郷の手前3キロ程にあり、温泉街と言うよりは、スキーヤーで賑わうペンション等が立ち並ぶ、高原リゾートタウンと言う感じのところです。
ルームはその街道沿いにあり、一見すると、ただのお土産屋さんか軽食レストランと言う感じの佇まいでした。
中に入り、女将さんに日帰り入浴をお願いすると、快くOKとのこと。
ついでに、湯巡り仲間の紹介で来た旨を伝えたところ、大変喜んでいただけました。^^
いやぁ、やっぱ来て良かった。
今回利用させて頂いたのは、階段を降りていった先にあるお風呂です。
男湯とも女湯とも書かれておらず、普段はどうか分かりませんが、この時は貸し切りで利用させて頂く事が出来ました。

さて、浴室ですが、玄関先すぐの所に入り口があり、階段を降りていきます。
「この先どうなっているんだろう・・・?」なんて思いながら、階段を降りきると、そこはいきなり浴室になっていました。
洗い場と脱衣所は一体型で、湯船は舞台湯になっており、適温と温めの2槽に分かれています。何とも言えぬ絶妙の風情で、お風呂に入る前から矢鱈とテンションが上がってしまいました。素晴らしい造りですね。

肝心なお湯ですが、適温の方は43度ほど、ぬる湯の方は41度ほどに調整されています。
白濁のお湯で、強い硫黄臭と粘土のようなアブラ臭に似た臭いが混じっています。
湯底には更に沢山の湯花が沈んでおり、かき混ぜた所ミルクのように真っ白になりました。いやぁ、やっぱ良いです。
湯口は適温浴槽の方にあり、結構熱めなお湯が掛け流されています。
試しに口に含んでみたところ、僅かな硫黄系の苦味と口がしぱしぱするような渋みがありましたが、見た目と臭いほどに味は濃くありません。
ちなみに、ぬる湯には湯口が無く、適温浴槽とぬる湯浴槽の間にパイプが通っており、適温湯がぬる湯に流れ込んでいました。
適温湯から上がると、お湯の水位が下がるため、ぬる湯から適温湯にお湯が逆流します。
あんまり出たり入ったりしていると温度差が無くなってしまいそうですね。
ま、相当頑張らないと無理でしょうが。^^;

風情、お湯の質共に、全く文句なしの絶品の一湯です。
やっぱ、仲間内で評判が良かっただけあります。来れた事にただただ感激!
帰り際、女将さんに一言ご挨拶と思ったのですが、いらっしゃらず、少し心残りのままその場を後にしました。
でも、ま、ココは是非宿泊で再訪したいと思いましたので、お話だったらその時にすれば良いかな・・・?

聞くところによると、もう一箇所お風呂があるのですが、今回そちらは利用しませんでした。
噂ではお湯の鮮度はそちらの方が良いらしいので・・・
次回訪問時には是非と思っています。

2006.5.5-初訪問時のレポート

2006年8月19日・再訪宿泊

約束どおり、宿泊して参りました。
日帰りで利用させていただき、本当に良いと思った所には、ちゃんと再訪し、その時は宿泊してあげるのです。
これが、私なりのお宿へ対する礼儀ってものでしょうか。(ナンノコッチャ?)
ま、礼儀云々は置いておいて、本当に気に入ってしまったのですから仕方が無いってばさ。

今回は念願叶って、前回入れなかった女湯にも特別に入れて頂くことが出来ました。
こちら、かなり狭いですが、その分お湯の鮮度が抜群です。
ついでに、贅沢な樽風呂がありました。
お湯に浸かると、ザバーっと溢れます。キモチイイー!!!
ちなみに、前回宿泊した際に「アブラ臭に似た」と表現した臭いですが、今回改めて嗅いでみたところ、「ガス臭」っぽいのです。それも、硫化水素ガスの臭い。
とにかく、クラっときてしまう素晴らしい臭いなのです。
いつまでも嗅いでいたくなってしまいますね・・・

夜の食後は、気さくな女将さんと話が盛り上がり、実に楽しい滞在時間を過ごす事が出来ました。
ここには、確実にまた宿泊するでしょう。
あまりにもここが気に入ってしまったせいで、田沢湖周辺の他所の旅館に泊まる事が出来なくなってしまいそうです。いやはや、困ったものです。
(誤解なきように補足しますが、これは嬉しい悲鳴です)

2007年4月27日-再宿泊

やっぱココ落ち着きますね。
お湯だけでなく、気さくな女将さんに会うのも私にとって楽しみのひとつなのです。

今回は地下の男湯(?)が以前ほど熱く無く、ほぼ適温。鮮度はソコソコって感じで、少し拍子抜けでした。
でも、女湯側はビリビリくる熱湯で、硫黄臭も強くて鮮度も抜群!
期待を裏切らないってこう言う事を言うのでしょうね~・・・

ちなみに、ずっと民宿ルームだと勘違いしていましたが、正しくは「民宿レーム」だったみたいです。
今まで気が付きませんでした。

(嘘ですゴメンナサイ)

2007年9月12日-再訪

相変わらず良いお湯です!
ココに来ると落ち着きますねぇ~・・・
お風呂に入ってビックリ!なんと、浴室がほんの少し変わっているではありませんか!
最大の特徴は湯口かな?なんか、出来上がっています。
まぁ、気が付かない人もいそうな程に僅かな違いでしかありませんけどね~・・・
でも、折角改装するなら、湯口を凝った物にして欲しかった・・・
強首某所の馬に対抗して、巨大な牛湯口とかさぁ~・・・(笑)

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