酸性・含鉄・硫黄-アルミニウ ム-硫酸塩・塩化物温泉
(高見屋1号、近江屋1号2号、若松屋、川原屋、海老屋、
山形屋源泉) 48.4度 / ph1.45
H+ = 35.6 / Na+ = 59.7 / Mg++ = 59.7 / K+ = 69.7
Ca++ = 109.5 / Al+++ = 273.6 / Mn++ = 2.4 / Fe++ = 64.1
F- = 24.9 / Cl- = 697.5 / Br- = 2 / I- = 0.4
HSO4- = 2235 / SO4– = 1870 / H2SiO3 = 251.1
HBO3 = 7.1 / CO2 = 398 / H2S = 5.8 / 蒸発残留物 = 3284mg
山形県山形市蔵王温泉字川前935-25
023-694-2222
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
11:00 – 15:00 (湯めぐりこけし使用時)
とある雑誌の企画で、無料で入浴出来ると言う事で、利用させて頂きました。
場所はロープウェイの「蔵王温泉駅」と「蔵王山麓駅」のちょうど中間にあたる、大通り沿いにあります。
スキーをする人にはとても便利そうな立地で、お宿の前にはスキーで滑りながら移動する人の姿がちらほら見受けられます。
スキーをやらない私からすると、車通りが多いので、危ないなぁと言う気もします。
でも、スキーヤーにとっては、とても便利な立地と言えるかも知れません。
さて、中に入ると、なかなかお洒落なホテルと言う感じです。
受付でお風呂の場所を丁寧に案内して頂きました。無料入浴なのに申し訳ない・・・
お風呂は当然男女別で、内湯と露天がそれぞれにあります。
まずは内湯。左側に洗い場数名分、正面に台形の湯船がある、シンプルな物です。
湯船にはうっすら白濁したお湯が張られており、湯口からお湯がドボドボ注がれています。
しっかり掛け流しにされているのですが、掛け流しポイントが湯船の奥側にあるので、洗い場には溢れていません。
清掃の手間などを考えれば納得の造りですが、オーバーフローしているのを見れないのは、少し寂しかったりします。
温度は適温、ほんのり硫黄臭とピリッと肌を刺す刺激を感じる、気持ちが良いお湯です。
硫黄臭よりも明礬臭が強く、お湯からあがるとサラリと肌が乾きます。いかにも蔵王のお湯って感じがします。
ちなみに成分表によると、ここの源泉は、高見屋1号、近江屋1号と2号、若松屋、川原屋、海老屋、山形屋の源泉を混合しているそうです。
ちょ、それなんて源泉オールスターズ!?
温泉街老舗旅館の名湯が勢ぞろいじゃありませんか!
1度に7度オイシイお湯って事ですね。ただ、7種の源泉を混ぜても、お湯が7倍濃くなる訳ではありません。って、アタリマエか。
これで湯船が7つ並んでいて、ブレンド前の各源泉を楽しめたならば、最強の湯宿が完成するんだけどなぁと、妄想してみました。あ、ヨダレが・・・
続いて露天。内湯からそのまま外に出る事が出来ます。
結構大きな岩風呂になっていました。一部に屋根が掛かっていますが、雪を見ながら入る事が出来るので、雰囲気が良いです。
少し薄暗く、湯気モウモウで、なんだか落ち着けます。
お湯は内湯と同じ混合源泉で、こちらもしっかりと掛け流されている様子。
湯口は岩風呂の奥の方にあり、ザバザバと源泉が注がれています。湯口付近はお湯の表面が熱く、軽くかき混ぜながら入らないと辛いです。
浴槽全体の温度も、内湯より1度程度高く、熱めです。
露天なのに鮮度はすこぶる良く、白濁度合は内湯より薄いです。
薄暗くてあまり良く観察出来ませんでしたが、細かい湯花がチラホラ湯中を漂っているのが分かります。
なかなか良いです。高温なので、ずっとお湯に入り続けていられないのが難点ですが、岩に腰かけて体を涼めながら、良いお湯をじっくり堪能しました。
とっても良いお湯です。
雑誌で無料なので立ち寄ろうと思い立ち、あまり期待していませんでしたが、思った以上に気持ちが良いお湯で、びっくりしました。
探せば他のお宿でもあるかも知れませんが、温泉街の7種源泉混合と言うのも衝撃的でした。
最近無色透明のお湯に浮気していますが、改めて、蔵王の湯めぐりを頑張ろうと思った、素敵な一湯です。
2009-1/12
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