山形県

カルデラ温泉館 (黄金温泉) ★4.0

ナトリウム-塩化物・炭酸水素 塩泉
(黄金温泉組合7号源泉) 65.5度 / ph6.5 / H17.4.20
Na+ = 723.6 / Mg++ = 18.2 / Ca++ = 76.6 / K+ = 84.6
Li+ = 1.7 / Fe++ = 2.8 / Cl- = 1039 / SO4– = 101.9
Br- = 2.0 / HCO3- = 558.7 / H2SiO3 = 135.9
HBO3 = 64.8 / CO2 = 282.8
溶存物質総量 = 2812mg

山形県最上郡大蔵村大字南山2127-79
0233-76-2622
男女別内湯 ・ 露天風呂
350円
9:30 – 19:00 (冬期17時まで)

肘折温泉から1km程度離れた場所にある、黄金温泉の入浴施設です。
山の中にある集落と言う感じの場所で、ハッキリ言ってとんでもない田舎なのですが、とても立派な施設で、一体どこにそんなお金が・・・とか、要らぬ事を考えてしまいます。
山形のセンター系が充実しているって言うのは前から知っていましたが、こんな所でもそれは同じなんですね。ビックリです。

内部はとても清潔で使い勝手良さそうな造りをしています。
受付けを済ませ浴場に向かって廊下を歩くと、脱衣所入り口の前に噴水のようにりっぱな飲泉所がありました。
冷鉱泉で、柄杓で掬って飲むことが出来るようになっています。
試しに飲んでみると、ヒンヤリと飲みやすく、金属味と強い炭酸を感じるものです。柄杓一杯分飲んだら、ゲップが出ました。
清涼飲料水などに比べると全然弱いですが、天然のものでここまで炭酸が強いと言うのは珍しいですね。

さて、お風呂。どうやら露天もあったみたいですが、冬の間は閉鎖されており、私が利用出来たのは内湯だけです。
内湯は、山奥にある施設としては充分に広く、清潔感溢れる使い勝手の良いものでした。
湯船は7~8人程度であればゆったり入れると思われるもの。黄土色に濁るお湯が張られており、太陽の光に照らされてキラキラ光り、まさしく黄金温泉そのものと言う美しさです。
シャキっと目が覚めるような熱めのお湯で、浴感があって力強いです。
ほんのり金気臭が香る、湯上りの肌触りがサラリとしたき持ちが良いお湯で、とても気に入りました。

ちなみにこのお湯は、脱衣所前にあった飲泉所の源泉とは別のもののようです。
飲泉用のはどこかと言うと、同じく浴室内にあり、冷たすぎる為か、足湯で全身浴が出来ない造りになっていました。
ちょっと残念な気もしますが、まぁ、冷たすぎる訳で、無理に全身浴した人に心臓麻痺でも起こされたら大変ですからね。仕方がないと言えば仕方がないです。
試しに足を浸けてみましたが、冷たい水と言う感じで、流石に足先だけでは泉質を感じ取る事は出来ませんでした。

場違いな感じすらする、山間の立派なセンター系施設。
山形センター系の底力を改めて知ることとなった一湯です。
肘折まで来る機会があれば、立ち寄る価値ありますね。お勧めです。

2007-1/1

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