酸性・含二酸化炭素・硫黄-ア ルミニウム-硫酸塩泉
(大平ホテル源泉) 42.2度 / ph1.5
H+ = 31.8 / Na+ = 38.8 / Mg++ = 42 / K+ = 22.9
Ca++ = 73.3 / Al+++ = 121.5 / Mn++ = 2.2
Fe++ = 17.6 / F- = 14.4 / Cl- = 301.1 / Br- = 4.6
I- = 1.2 / HSO4- = 1594 / SO4– = 1385 / H2SiO3 = 212.2
HBO3 = 5.2 / CO2 = 1671 / H2S = 2.2
成分総計 = 5541mg
山形県山形市蔵王温泉825
023-694-9422
男女別内湯(真湯) ・ 露天風呂
手形使用につき金額不明
11:00 – 17:00 (湯めぐりこけし使用時)
蔵王の大露天風呂近くの、高台にあるホテルです。
湯めぐり手形で「どこかまだ立寄った事の無いお宿に行こう」と探していたところ、目に止まりました。
折しも1月、路面は完全に雪で真白に覆われています。太平ホテルは高台にあり、その手前の道は結構角度のある登り坂です。
コペン(当然スタッドレスは履いている)で登れるかどうか、心配でしたが、結構アッサリと行けました。
坂の途中で記念撮影なんかしちゃったりして・・・
駐車場に車を停めると、大型の重機で雪かきをしているオジサンがいました。
オジサン、私のコペンを見るなり、「え!?この車で登って来たの!?良く来れたね!」と、驚いて声を掛けてきました。
コペンは前輪駆動ですので、雪かきがされていれば、意外と走れるのです。
オジサンのお陰ですよ~!
さて、このホテル、高台にある為か、結構広いです。
フロントで立寄り入浴をお願いすると、お名前ご住所をご記入下さいと言われました。
素直に書きながら、アレ?なんかココ、一度来た事があるような気がします。
でも、どんなお風呂だったかは全然覚えていません。うーん、デジャブ?
フロント通過後、館内を歩いたのですが、この館内には見覚えがあありません・・・
でも、フロントで名前を書いた記憶あるんだよなぁ。なんかキモチワルイ。
暫くして、そう言えばココ、以前フロントまで来ていた事を思い出しました。
フロントで名前住所を書いている際、「今日はスキー合宿の小学生が沢山いますが大丈夫ですか?」と言われ、「そんなに沢山来ているの?」と聞くと、「えぇ、凄くたくさん・・・」と言われ、不安になり、無理に入って印象悪くしても仕方がないですし、「じゃあまた別の機会に来ます・・・」と言って引き返したのです。
そっかそっか、スッキリ。こう言うのをアハ体験って言うんですかね。
さて、そのお風呂。男女別の大浴場と、辻屋の湯と言う貸切露天風呂があります。貸切風呂は立寄りでは利用出来ないようなので、大浴場を利用しました。
まずは内湯。どこにでもありそうな、いかにもホテルって感じの造りをしています。張られているお湯は無色透明。
硫黄臭もせず、ハテ?と思いましたが、どうやらこれは沸かし湯のようです。
温泉は露天に張られているようなので、湯船を横目に、露天へ。
その露天ですが、内湯から屋外の通路を少し歩いた先にあります。
路地のような、細い通路は、足元が完全に凍っています。そこを裸足で歩くので、足の裏が冷たい!と言うか、冷たいを通り越して痛いです。
たった10メートルちょっとですが、矢鱈と長く感じます。
そこを歩き終わると、やっと、お目当ての温泉露天風呂に到着しました。
やれやれ、一安心。
その露天ですが、男女別の壁があるだけの、とても解放的な物です。
目の前に雪が積もり、ワイルドな雪見露天風呂になっていました。
なかなか良い造りです!
お湯は青みがかった透明の物で、白い湯花がふわふわと舞っています。ほんのり硫黄臭がしますが、蔵王のお湯にしては、かなり弱いです。
温度はずっと入っていられそうな、温めの適温です。雪見露天を楽しむには嬉しい温度です。
男女の浴槽は仕切られているものの、中では繋がっています。その仕切りの一角に湯口があり、そこからお湯がドボドボと注がれていました。ここのお湯もさほど熱くありません。
硫黄臭も控え目ですし、加水でもされているのかなと思い、湯口のお湯を口に含んでみたのですが、酸味は非常に強いです。こう言う源泉なのかな・・・?
とても気持ち良いお湯ですが、蔵王にしては珍しくアメリカンな感じがします。
強烈過ぎない分、万人受けしそうと言う気もしますね。
これは浴後成分表を見て分かったのですが、源泉は大平ホテル源泉と言う独自の物で、泉温は42.2度、硫黄成分はH2Sが2.2mgあるだけです。
蔵王にしては低温だし、遊離硫化水素が薄いです。pHは1.5で、結構高いのですけどね。
濃厚なお湯至上主義な人には、物足りないかも知れませんが、私個人的にはこう言うのも結構好きです。
時間を掛けてゆっくり湯浴みをしたい人には、ぜひお勧めしたい一湯だと思いました。
難点は・・・
露天からの帰り道、やっぱ足の裏が猛烈に冷たい事でしょうか。(涙)
ま、これは季節的には仕方がないのかな。
せめてスリッパ下さい・・・
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