ナトリウム・カルシウム-硫酸 塩温泉
(橋本源泉) 49.3度 / ph7.4 / H6.8.11
Na+ = 169.8 / K+ = 5.8 / Mg++ = 0.2 / Ca++ = 135.8
Cl- = 51.9 / F- = 2.8 / Br- = 0.2 / SO4– = 604.4
HCO3- = 47.3 / H2SiO3 = 64.8 / HBO2 = 1.1
CO2 = 3.2 / 蒸発残留物 = 1085mg
山形県最上郡最上町大字富澤892
0233-45-2121
男女別内湯
500円
10:00 – 16:00
赤倉温泉の一角、温泉街中心からは少し離れた、民家と民家の間にあるような、こぢんまりとしたお宿です。
どうやら立ち寄り時間を少し過ぎた頃に行ってしまったのですが、快く日帰り入浴を受け付けて下さいました。
お風呂は男女別で、内湯のみです。お宿の規模からすると、相応と言う感じの、こぶりな浴室で、タイル張りです。
手前にシャワーがあり、奥に2~3人程度利用出来る湯船がひとつありました。
お湯は無色透明。わずかに白い湯花が舞っています。
体に身を沈めて見ると、最初に感じるのは、ビリビリと肌を刺すような刺激です。
芒硝成分によるもので、実際の温度よりも高く感じますが、暫く入っていると慣れてきて、肌にとてもなじみます。
実際の温度は43度くらいでしょうか。適温で、出たり入ったりしながら過ごすには丁度良い具合です。
お湯の臭いは、ほんのり温泉臭?芒硝臭も香っているような気がしますが、普段嗅ぐ赤倉のお湯とは、少し違った印象を受けます。
湯口に鼻先を近づけて嗅いでみたところ、なんと、甘い硫黄臭がするではありませんか!
しかも、湯口には白い硫黄湯花が付着しており、指で触ると、ヌルリとした感触と共に剥がれ落ちます。
赤倉のお湯で硫黄成分とは、とても意外でした。これはこれでとても気持ちが良いです!
ただ残念なのは、小さな湯船の割には、あまり鮮度が良くなかった事でしょうか。
事前に利用者が結構いたのかも知れません。タイミングの問題だとは思いますが、少し残念な気もしました。
ちなみに、浴後、お宿のご主人とお話をしました。硫黄成分についてお話をすると、ご主人、あれは石膏成分だと仰います。
う~ん、あれはどう見ても硫黄湯花なんだけどなぁ・・・
でも、赤倉の他所のお湯とは少し特徴が異なるのは事実のようで、なんでも、地震があってから泉質が変化したのだとか。
以前は湯花の出ない、所謂赤倉的な芒硝泉だったみたいで、ご主人、赤倉では特徴的なこのお湯をとても誇らしげにしていらっしゃいました。
思わぬ変り種の発見にとても満足度が高かった一湯です。
次回は是非、鮮度が良い時に伺いたいと思いました。
2008-5/6
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