単純温泉
(源泉名:長岡かまぶろ温泉2号泉)
25.3度 / ph7.8 / 動力揚湯 / 毎分52L / H29.4.20
Na+ = 41.9 / K+ = 5.7 / NH4+ = 0.6 / Mg+ = 3.6 / Ca+ = 5.4
F- = 0.1 / Cl- = 22 / HCO3- = 118.5 / CO3- = 0.6
H2SiO3 = 44.7 / CO2 = 3.1
成分総計 = 246.2mg
新潟県長岡市十日町972−2
0258-22-2036
男女別内湯
大人 600円、小学生 350円、幼児 250円
10:00 ~ 21:00
いきなり余談ですが、私は新潟県見附市でコシヒカリオーナーをしています。
と言っても、農家さんと一口幾らで契約し、決まった量の新米を送って貰うだけです。
私が田んぼを所有しているとか、経営をしているとか、農作業をしているなんて話ではありません。
もうかれこれ15年くらい、長いお付き合いです。
ただ送って貰うだけではなく、年に数度農家さんの所に行き交流なんかもしております。
今年はコメ不足でどこもかしも大騒ぎでしたよね。
でもお陰様で、我が家はお米には全く困りませんでした。
今はコメ不足も解消されていますが、お米の価格が高騰しているなんてニュース流れています。
我が家は年初に契約した金額で1年分を玄米で受け取っていますので、高騰の影響も一切ありません。毎日見附のコシヒカリを美味しく頂いております。
本当に有難い限りです。
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さて、そんなどうでも良い前置きをしましたが、このかまぶろ温泉、いつもお米を送ってくれる見附の農家さんの所に行き、田んぼや畑なんかを見てひと汗掻いた後に立ち寄ったんですよね。
見附の農家さんの所からだと車で30分弱の場所にあります。
温泉なんかありそうにない、なんて事の無い住宅街の中にポツンと建っていました。
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立ち寄りには積極的なようで、夜遅い時間まで受付てくれています。
近所の銭湯代わりなのでしょうね。
訪れた時間が夕刻と言う事もあり、ご近所と思われる方がチラホラと出入りされていました。
看板に「北海道、東北で唯一ヵ所のかまぶろ温泉」と書かれています。
そもそもかまぶろ温泉ってどういう意味なんだろう・・・?
お風呂は男女別で内湯のみです。
本来であれば撮影禁止ですが、タイミング的に誰もいませんでしたので、お宿の許可を頂いて撮影。
なかなか渋いお風呂ですね、個人的にかなり好き!
お湯は無色透明、肌触りにも特徴無く、あっさりとしたお湯です。
約40度、少し温めなので気持ちが良い。
源泉温度が25.3度の単純温泉ですので、加温されており、塩素消毒と循環もされています。
僅かですが塩素臭を感じてしまったのは残念。
湯口は2箇所。ひとつは岩からザブザブ注がれているもので、恐らくこれは循環された後のお湯と思われます。
もうひとつは蛇口で、ここから細々と温い源泉が投入されていました。
源泉の方で臭いを嗅いでみたら、ごく僅かに硫黄臭かな? 成分臭のようなものを感じます。
とは言え、成分総計が250mgにも満たないお湯なので、ほとんど特徴らしいものは感じません。
非加熱の源泉湯舟があればなぁと思いましたが、毎分52Lの湧出量で男女の浴槽を満たした場合、源泉湯舟を作るだけの余裕無さそうですからね・・・
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ちなみにかまぶろ温泉の謎ですが、答えは脱衣所にありました。
脱衣所には浴室とは別に扉があり、その中は薬草なんかが敷き詰められた蒸し風呂になっています。
要はサウナみたいなものですね。
チラっと覗いたら利用者数名。この日は暑かったのでこれ以上体を暖めたくなかったですし、そもそも私はサウナには特別興味無いのでスルーしましたけど、最近はサウナ流行っていますし好きな人は好きなんでしょうね。
ちょっと気になったのは、東北や北海道にこれと似たようなかまぶろって無いのかな?
あと、浴室に行くためには脱衣所経由な事と、サウナにつきものの水風呂が無いのは気になりましたが、ま・・・ いっか。
正直な感想として、源泉温度が低いですからね。お湯だけの評価はそこそこって感じです。
でも、なんだかほっと癒される素敵な温泉でした。
見附からも近いですし、また来ようかな?
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最後に凄く余談ですけど、浴後玄関に戻ったら、カレーの臭いが充満していました。
ナニゴト? と思ったら、学生さんが集団でぞろぞろと、「これ完全にカレーの臭いだ!」「晩飯はカレーだぞ!早く来い!」なんて言いながら食堂に入って行きました。
合宿かな? なんだか楽しそうで微笑ましい光景でした。
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2024年 9月14日 - 初訪問・日帰り入浴
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