単純温泉
(八幡平温泉) 73度 / ph7.2 / 動力 / H18.10.3
Na+ = 5.8 / K+ = 0.6 / Ca++ = 7.6 / Mg++ = 2.2
Cl- = 2.9 / SO4– = 10.8 / NO3- = 0.5 / HCO3- = 35.2
H2SiO3 = 34 / HBO2 = 2.0 / CO2 = 6.1
成分総計 = 108mg
単純温泉
(高原温泉霊界の湯1号) 53.6度 / ph7.3 / H20.1.16
Na+ = 43.1 / K+ = 7 / Mg++ = 7.9 / Ca++ = 20.8
Cl- = 5.1 / SO4– = 51.1 / HCO3- = 161.2
H2SiO3 = 143.2 / CO2 = 12.4 / 成分総計 = 454.2mg
秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林
0186-31-2011
男女別内湯 ・ 露天風呂
400円
9:00 – 16:00
八幡平グリーンホテルのすぐ隣にあるお宿です。八幡平グリーンホテルには共有源泉しか引かれていませんが、こちらには、共有源泉と独自源泉の2本があると言う話を聞き、立ち寄ってみました。
外観は多少の年季を感じるものの、なかなか立派です。ただ、周辺には有名な湯治場が沢山あるので、それらの影に隠れ、少し印象が薄いのは否めません。
ちなみに、おばちゃん従業員の方に受付をして貰いましたが、とても感じが良かったです。
さて、お風呂。男女別に内湯と露天があります。
まずは内湯。なかなか渋い造りをしています。脱衣所から数段降りた所にあるので、アプローチ的には私好みです。左手側に湯船があり、10人程度ゆったりと浸かれるサイズ。
外から光が差し込んでいますが、床の色が地味なので、全体的に少し薄暗く、それがまた渋い雰囲気造りに一役買ってます。
お湯は僅かに濁る、湯底がかろうじて透けて見える程度の物です。濁りの正体は粉雪のように舞う、無数の赤茶色い湯花。これが光に照らされて、黄金色のように輝いています。
お湯からは金気臭。肌触りはシットリする感じがします。
湯口を見ると、お湯が2本注がれています。1本はごく僅かに温泉臭が漂うものの、特徴に少し乏しいもの。
もう1本は、金気臭がするペタっとする肌触りのものでした。どうやらこれが湯花を生む源泉のようです。友人の話によると、これが独自源泉なのだそうですね。
全国的に見て、別にそれほど珍しいお湯でも無いのですが、なかなか気持ちが良くて気に入ってしまいました。
続いて露天風呂。湯船がひとつあるだけなのですが、入ってすぐに、その鮮やかな湯船に目が行ってしまいます。
タイルのように敷き詰められた、不揃いなパターンは、なんと、茶碗や瓦礫を散りばめた、モザイクパターンの不思議な物です。
なんとなく小学校の卒業制作的な手作り感が溢れる物で、見ていて面白いです。
お湯は無色透明で、結構熱めの44~45度程度。内湯とは異なる印象の物で、どうやらこちらには金気臭が香る独自源泉が引かれておらず、八幡平グリーンホテルと共有の源泉が使用されているようです。
僅かに温泉臭が漂う、これはこれで気持ちが良い物です。
特徴的な湯船ですが、形状も特徴的で、体のカーブにちょうど合うように湾曲しています。
腰を据えて寝湯のように楽しむと、とても落ち着きます。ただ、難点は少し熱い事です。個人的には熱いお湯好きですけど、長時間寝湯をしていると茹で上がってしまいます。
私は頑張って5分くらい寝てみましたが、お湯から上がると汗が止まらなくなっていてちょっと困ってしまいました。
有名な秘湯の影にも、こんなに良いお湯があったのですね。
秋田八幡平、改めて良いところだなぁと実感しました。
面白い露天の湯船も必見ですが、純粋にお湯目的の人が訪れても後悔はしない一湯だと思いました。
2008-5/10
コメント