単純硫黄泉
(至光の湯、新瑞光の湯・混合泉)
65.3度 / ph9.1 / H18.11.21
Na+ = 163.3 / K+ = 3.5 / Ca++ = 11.9
Cl- = 105.7 / F- = 4.5 / SO4– = 200.8
HCO3- = 12.2 / CO3– = 15.3 / S2O3– = 2.4
H2SiO3 = 68.7 / HBO2 = 3 / 成分総計 = 592.6mg
岩手県盛岡市繋字舘市83-1
019-689-2704
男女別内湯 ・ 露天風呂
700円
11:00 – 15:00
繋ぎ温泉の一角にある、なかなかお洒落なお宿です。通りに面した所に、飲泉所のような物が置かれていました。
結構熱いお湯で、臭いを嗅ぐと、甘い硫黄臭がします。基本的に共有源泉なので、ここに来る前に立ち寄った菅旅館と同じ印象ですが、良いお湯です。
友人からも悪くないと聞いていたので、立ち寄ってみました。
入浴料は700円と、北東北の温泉として考えた場合は結構高い金額です。
とてもお洒落なお宿で、雰囲気の良いエントランスと、落ち着きあるフロントが、女性にも
喜ばれそうな造りをしています。わたしはかえって少し苦手に感じてしまうのですが、一般的には喜ばれそうな造りですね。
さて、お風呂。内湯と露天があり、露天は内 湯からそのまま外に出ることが出来る造りです。
まずは内湯。入って左手側に洗い場が数名分、正面に湯船がひとつありました。無色透明のお湯が張られており、湯口は2箇所。
しっかりと掛け流されているようで、洗い場にオーバーフローが流れています。天井が低く、換気はそれほど良く無いので、熱気が充満し、少し篭っています。
お湯は、なんと、45度くらいでしょうか? お湯に浸かると、芒硝成分も手伝ってかなりビリビリと肌を刺す刺激を感じます。これだけ温度が高ければ、鮮度も良く感じると言う物。
お湯からは甘い硫黄臭が漂い、肌触りはツルリと気持ちが良いです。
じっくり入っていると、体が芯から温まり、まるで沸騰したかのようにポカポカしてきます。
2箇所ある湯口からは、素手で触ると火傷する熱いお湯が、静かに注がれています。源泉が熱いのでドバドバとはいきませんが、なかなか思い切った湯量です。
お洒落な旅館なので、まさかこんなに良いお湯使いしているとは、期待していませんでした。ここは素晴らしいですね!体力が無くなるまで入っていたくなる、素晴らしい物です!
続いて露天風呂。こちらには湯船がひとつあ るだけです。露天とは言っても、屋根で覆われており、目隠しで植物も植えられているので、眺望はまったくありません。
ただ、浴室のように熱気と湯気で蒸すような事は無く、植物に遮られて隠れ家的な雰囲気もあり、結構落ち着く事が出来ます。
お湯は内湯と同じ源泉で、こちらも掛け流し。42度程度の適温のお湯が張られていて、しっかりとお湯の特徴を残す素晴らしい物です。
これはこれで、まったく悪くありません。私は内湯で過ごす時間の方が長かったですが、熱いのが苦手な人は、露天に避難する事が出来るので、棲み分けが出来て良い感じですね。
金額が高いのはやはりネックですが、決して損はしないのではないかと思いました。
良いお湯と良い雰囲気を両方楽しみたい方にはうってつけの一湯です。
2008-5/11
コメント