ナトリウム-炭酸水素・塩化物 泉
(こそでやまの湯) 49度 / ph7.0 / 125L / 動力
Na+ = 538 / K+ = 25.8 / Mg++ = 27.6 / Ca++ = 24.6
Cl- = 201.6 / SO4– = 88.8 / HCO3- = 1129
H2SiO3 = 146.6 / HBO2 = 43.2 / CO2 = 143 / H2S = 0.2
成分総計 = 2371mg
岩手県岩手郡雫石町長山有根38
019-693-3360
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
9:00 – 20:00
盛岡から車でおよそ30分、滝ノ上温泉へ行く途中にある玄武温泉に立ち寄ってきました。
周囲に何も無い通り沿いに、ペンションや民宿が数軒立ち並んでいます。
温泉地と言う風情がしない、不思議な一角で、意識していないと気付かずに通り過ぎてしまいそうです。
立ち寄りが出来る施設は意外と多く、今回はその中のひとつ、四季の里を利用しました。
お風呂は男女別で、それぞれに内湯と露天があります。
露天は土日祝日のみお湯を張るようで、内湯と離れた所にある為、行き来するには一度服を着て移動する必要があります。
露天は岩風呂になっており、文字通り、露天風呂がひとつあるだけです。
実に開放的な造りで、目隠しがありません。お風呂から50メートル程先には滝があり、観光客がチラホラといたのですが、そこから丸見えになってしまう造りでした。
ちなみにコレは男湯だけの話。女湯はちゃんと目隠しされていて外からは見えませんのでご安心を・・・
さて、肝心のお湯、黄土色に濁っています。
手を入れてみると・・・うーん、温いっ!35度くらいでしょうか。11月の岩手は十分過ぎるほど肌寒く、風邪を引いてしまいそうな温度です。
お湯の鮮度はかなり悪く・・・湯面にはアブラでしょうか、虹彩色の輝きを放つ何かが浮いています。
臭いは別に珍しくも無い、土類系の臭いと鉄臭がします。
うーん、それにしても温い&鮮度が悪い!
長湯すればするほど体温を奪われ、最後は風邪引きそうでしたので、早々に引き上げる事にしました。
ちなみに、女湯は適温だったとの事で、アブラも浮いていなかったそうです。
男湯、一体何が起こったというのか・・・!?
続いて内湯。とにかく冷え切った体を温めたく、ここも温ければどうしようかと少し不安になりましたが、こちらはちゃんと暖かくホッとしました。
変哲も無いタイル張りの浴室で、洗い場数人分と湯船がひとつあるだけのシンプルなものです。
お湯は露天と同じく黄土色に濁るものが張られており、土類臭と僅かな金気臭がするものでした。こちらのお湯は、露天で確認出来た謎の油膜も無く、鮮度はまずまずで悪い印象はありません。
じっくり入っていると体が芯から温まり、なかなか心地が良いです。
露天で冷えた分を取り返すべく、じっくり入ってしまい、湯上りはヘロヘロに疲れてしまいました。
調子が悪かった露天は・・・今回たまたまかな?
内湯のお湯だけで評価すると、結構濃くて気持ちが良いお湯で、無難にオススメ出来る一湯です。
硫黄泉が好きな私は、この近くにある網張や滝ノ上に吸い寄せられてしまいそうですが、この手のお湯が好きな方には堪らないでしょうね。
2006-11/19
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