単純温泉
(打込湯) 52.7度 / ph8.1 / H14.11.25
Na+ = 122.6 / K+ = 6 / Ca++ = 3.9 / NH4+ = 2
Cl- = 42.9 / F- = 11.4 / HCO3– = 120.8 / HS- = 0.4
S2O3– = 4.6 / SO4– = 62.2 / H2SiO3 = 66.8
HBO2 = 17.6 / CO2 = 1.6
成分総計 = 484.7mg
単純硫黄温泉
(元湯) 56.5度 / ph8.6 / H14.11.25
Na+ = 128.9 / K+ = 6.7 / Ca++ = 4.4 / NH4+ = 2.1
Cl- = 59.9 / F- = 11 / HCO3– = 131.8 / HS- = 2.8
S2O3– = 6.3 / SO4– = 49.5 / CO3– = 18.6 /
H2SiO3 = 50.4 / HBO2 = 21.9 / CO2 = 0.6
成分総計 = 495.1mg
鹿児島県日置市東市来町湯田2231
099-274-0326
男女別内湯
120円
6:30 – 21:30
湯之元温泉に数箇所ある共同浴場(温泉銭湯)のひとつです。
湯之元温泉はその殆どが独自源泉ですので、お湯の元締めと言う意味においては、どこもみんな元湯なのですが、温泉マニア的には、元湯と言われるとやっぱり気になる訳です。
今回は湯之元で3箇所に入ると決めて来た訳ですが、私の期待が最も大きく、湯めぐりの締めにと最後に立ち寄りました。
さて、その元湯。住宅街の裏のような場所に佇んでいます。ちゃんと駐車場がありますが、かなりの台数が埋まっており、人気が高い事が窺い知れます。
ちなみに、実はこの元湯、昨年里帰りした際にも、駐車場までは一度来ているのです。
その時は駐車場が満車だった為、待つのも面倒だしどうせ芋洗い状態だろうと引き返してしまいました。
駐車場に車を停めて建物に向かうと、その途中にアーチがあり、「歓迎元湯・打込湯」と書かれています。訪れた時間が日没後だった事もあり、何だかとてもレトロに見えます。
施設建物はその奥で、駐車場に停められた車の台数からも想像出来る通り、多くの人がひっきりなしに出入りしていました。
お風呂は勿論男女別です。
浴室に入ると、中央に湯船があり、左右の2槽に分かれています。源泉が2本あり、それぞれが違うようで、左側が打込湯、右側が元湯とあります。
打込湯は皮膚病や胃腸病、元湯は神経痛やリュウマチに効くみたいですが、今のところ病気に縁が無く、また、効能を気にして温泉に浸かった事の無い私には、あまり関係の無い話しでして・・・まずは打込湯に入ってみました。
こちらは、うっすらと白濁していますが、湯底が見える程度の透明湯です。光の加減か、僅かに黄緑がかって見えます。
少し熱めの44度程度。少しツルツルする肌触りで、体の芯からしっかり温まります。
硫黄臭もしっかりと感知できて、なかなか濃厚なお湯である事が分かります。
湯口からは素手で触るには熱いお湯が注がれています。これを持参の桶で掬い、口に含んでみると、甘みと苦味の混ざったような硫黄味がしました。
続いて元湯。こちらも熱くて、同じく44度くらいでしょうか。打込湯より少しだけ熱く感じます。
こちらのお湯は、緑色に濁っており、湯底は見えません。見た目だけでなく、実際のお湯も濃く、打込湯よりも強めの硫黄臭を感じます。
肌触りは僅かにツルツルですが、同時に食塩泉のようなペタペタ感もあります。高温である事も手伝い、ズッシリと重く、しっかりと温まります。
壁に書かれた病名を見ながら、なるほど、このお湯であれば、病気にも効くかも知れないと思えてきます。毎日通ったらきっと健康になれそうです。
この日3箇所目のお湯で、汗は出しつくしているかと思ったのですが、搾り取られるように汗をかきました。
紅鮭の実家から下道でも30分と掛からない場所です。定年したらこの地に住もうと、改めて思いました。
定年するまであと30年弱、その頃までにこの湯之元温泉が今のままの風情を保っているかが心配なのですが・・・
(と言うか、30年も先の話、心配する事は他にも沢山あるわけでw)
次に帰省した時も立ち寄りたいと思った、素敵な一湯でした。
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2010年 5月2日 – 初訪問・日帰り入浴時のレポート
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