含重曹食塩泉
(鹿児島温泉・明礬温泉)
44.5度 / ph8.15 / S42.8.22
Na+ = 567.8 / K+ = 52.27 / Ca++ = 28.59 / Mg++ = 5.594
Cl- = 585 / SO4– = 244.3 / HCO3- = 386.6 / CO3- = 3.54
H2SiO3 = 58.97 / CO2 = 5.853 / 成分総計 = 1944mg
鹿児島県鹿児島市武1丁目9-9
099-254-5563
男女別内湯
330円
6:00 – 23:00
鹿児島市内にある古びた温泉銭湯です。
繁華街の天文館から紅鮭の実家へ向かう途中にあり、度々目にしてきて気になっていた所です。紅鮭が市内で用事があったため、時間潰しがてら、ひとりでふらりと立ち寄ってみました。
まず、建物入ってビックリ。外観通りに実に渋いです。かなり使い古された年季の入った下駄箱があります。その脇にはもう使われていないようなレトロな洗濯機や乾燥機が置かれた埃っぽい一室。
下駄箱から進んだ先には、思わずため息をつきたくなるような番台。
施設の目の前は片側2車線道路で、現代の風景が広がっているのですが、ココだけ時代の流れから取り残されているような印象を受けます。
浴室内部も期待通りにレトロです。結構広々とした浴室で、中央に湯船。
楕円形の浴槽が上段、中段、下段と3段に縦に並んでいます。
湯口は上段にあり、源泉がドボドボと投入されています。上段から溢れたお湯は中段、下段とオーバーフローしており、それによって温度差が設けられていると言う仕組みになっていました。
完成当初はお洒落な物だったと思われますが、今ではレトロな雰囲気に一役買っている、違った意味でお洒落な湯船です。浴室全体の作りも古くて、良いバランスで調和されています。
さて、お湯の方。無色透明で、僅かに温泉臭が漂うものです。
上段にある湯口からはお湯がザブザブと勢い良く注がれています。上中下段の3つあって、私の好みは勿論、一番お湯が新鮮な上段です。
湯温はおよそ45度くらい。長湯は出来そうにありませんが、シャキッとする熱さで気持ちが良いです。お湯から上がるとサッと体の表面が冷えるような印象を受けるのは、恐らく芒硝成分の為でしょうか。
湯口のお湯の臭いを嗅いで見ましたが、僅かに金気臭のような温泉臭を感じるもので、ほとんど特徴がありません。
毎日利用しても飽きが来ないような感じですね。
市内にあるレトロな温泉銭湯です。
鹿児島市内にはこう言う素朴な銭湯がまだまだ沢山あるんですよね。
年々数が減っていると聞きます。どこも頑張って欲しいと思ったのですが、このみょうばん温泉も施設の古さ的にそろそろ心配です。是非とも今のままの姿で頑張って欲しいと思いました。
2008-1/13
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