単純硫黄泉
鹿児島県薩摩川内市湯田町6491
0996-28-0062
男女別内湯 ・ 露天風呂
300円
6:00 – 21:00
以前一度訪れ、とても良い印象を持っていた川内高城温泉。再訪したいとずっと願っていたのですが、今回やっとそれが叶いました。
ちなみに、遠くて辺鄙な場所にあると思っていましたが、紅鮭の実家(鹿児島市内)から、車で1時間少々でつく事が分かりました。思ったより近くてビックリです。
でも、実感の両親に「近い!」と言うと、「川内なんてわっせ遠いがねぇ!」と言われてしまうのですが・・・
どうやら東京モノとは距離感覚が違うようで。(年中湯めぐりしている私の距離感が狂っているとも言う)
その川内高城温泉。到着して最初に訪れたのが、ここ、ホテルマル善です。
温泉街の入口にある大きなホテルです。
川内高城温泉には小ぢんまりしたお宿が建ち並んでおり、大きなホテルは私のイメージでは無かったのですが、基本的に共有源泉が引かれている川内高城にあって、このマル善は唯一独自源泉を持っている宿です。
どんなお湯なのか、興味があって前から入ってみたいと思っていました。
玄関先には、薩摩の英雄再郷さんと、「ジャングル温泉」とか書かれた看板があります。ん?ジャングル温泉?
さて、そのジャングル温泉。どんなB級温泉かと少し期待しましたが・・・
ちょっと変な気がしないでもありませんでしたが、思いのほか普通でした。
男女別で内湯と露天があります。他にもサウナなんかもついてます。
内湯は温室のような採光の良い浴室で、結構広々としています。浴室左側には洗い場が並び、右側に湯船があります。
男女の仕切り部分に植物が植えられており、これがジャングル温泉の正体と思われます。
お湯は無色透明、ごく僅かに白湯花を確認出来ます。お湯はこの手のホテルにしては熱くて、46度はありそうです。肌ざわりツルツルで、ほんのり甘い硫黄臭がします。
熱いお湯なので、静かに身を沈めると、体の芯からポカポカに温まります。
浴槽の一部が歩行湯になっており、面白半分の人がそこを歩くと、お湯が揺れて結構辛いです。
まぁ、温度が熱いので、そんな人は滅多にいないのですが・・・
掃除機のノズルのような湯口からは、熱い源泉がドバドバと注がれています。
手で触れると想像通りに熱く、軽く50度以上あります。持参の桶にお湯を掬い、口に含んでみると、ほんの少し硫黄味がします。
ちなみにこの湯口、どっかで見た気が・・・アッ!青森県の株式会社百沢温泉だ!思いだして、少しだけ幸せな気分。
続いて露天風呂。湯船がひとつだけあります。すぐ近くに川が流れ、植木なども置かれており、なかなか雰囲気良いです。
ただ、露天の屋根が、住宅などで見かける駐車場みたいです。
こちらのお湯は42度で適温。内湯が熱いせいか、難民のように沢山の人が入っていました。
足先が少しぼんやり霞む程度に白濁する、白湯花舞う硫黄泉で、内湯とは源泉が違うのだそうです。内湯に比べると少しだけ硫黄臭が強く感じます。パイプ湯口からお湯が注がれています。
湯口脇にはコップがあり、そのコップでお湯を口に含んでみたところ、このお湯からも硫黄味を感じます。内湯に比べると少し濃い味に感じました。
私がイメージする川内高城の風情からは、ちょっとかけ離れた感のあるホテルですが、お湯はなかなか良くて気に入りました。
浴後、大浴場前の休憩スペースで涼んだのですが、ここが風の通りが良くて凄く気持ち良いです。
内湯の熱湯にやられて体力消耗気味でしたが、しっかり涼んで気持ち良くその場を後にする事が出来ました。
2009-5/2
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