塩化物温泉
(入来町) 57.8度 / ph6.4 / H4.3.3
Na+ = 846.7 / K+ = 56.7 / Mg++ = 9.8
Ca++ = 169.7 / Fe++ = 1.8 / Cl- = 1178
Br- = 2.4 / SO4– = 282.6 / HCO3- = 512.3
H2SiO3 = 131.1 / HBO2 = 60.7 / CO2 = 334.3
成分総計 = 3589mg
鹿児島県薩摩川内市入来町副田6179
0996-44-5222
男女別内湯
100円
6:00 – 22:00
入来温泉に2箇所ある共同浴場のひとつです。
古びた公民館のようなコンクリートビルの1階部分にあります。看板がちゃんと出ていますが、うっかりすると見落としてしまいそうなほどに地味です。
内部は外観から想像出来る通りの、使い込まれて年季が入ったものです。
利用した時間は平日でしかもお昼頃ですが、地元の方を中心に、結構賑わっていました。
お風呂は内湯のみ。タイル張りで、とても広々としています。
左手側に洗い場がズラリと並び、右手側に湯船。手前と奥の2つに仕切られていました。
湯口は奥の湯船にあり、手前側にお湯が注がれている仕組みです。
試しに奥の湯船のお湯に手を入れてみたところ・・・熱い!!!
確実に50度超えています。どうやらこれは、お湯を冷ましておく為だけのもので、実際に入る事が出来るのは手前側だけのようですね。
お湯は黄土色に濁る、見るからに土類系のものです。一旦冷まされてから注がれている手前側とはいえども、ちょっと熱めで、44度くらいでしょうか。
シットリする肌触りで、ズシンと重い感じがする、力強いお湯です。お湯からはほんのり土類臭と、僅かながら金気臭のような物が漂っています。
しばらくじっと浸かっていると、体が芯から温まり、汗がだくだく出てきます。
10月とはいえ、
南国鹿児島はまだまだ暖かく、一度汗を掻くとなかなか引いてくれません。
奥側の湯船にある湯口に頑張って腕を伸ばし、お湯を桶ですくって確認したところ、香ばしく新鮮なお湯の香りがしました。
文字通りの熱湯で、ゆで卵が出来てしまいそうな温度です。
十分冷まして口に含んでみたところ、僅かに金気味?と、微量の塩分を含むダシ味のような物がしますが、意外と薄味で、ちょっと拍子抜けな感じがしました。
ここは、洗い場の流しの造りも素晴らしく、とても気に入りました。
泉質が冬向きのため、年間を通して温暖な鹿児島では湯上りの処理に少々難がありますが、ヘロヘロになってでも立ち寄りたいと思わせる、素晴らしい一湯です。
鹿児島湯めぐりの際は是非候補に入れてみてください。
2007-10/6
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