含弱放射能-ナトリウム-塩化物泉
(三朝町有混合タンク(1号泉、4号泉、6号泉)
65.9度 / ph6.9 / H18.12.22
Na+ = 426 / K+ = 23.1 / Ca++ = 43.3 / Mg++ = 2.9
Cl- = 555 / F- = 5.3 / Br- = 1.4 / SO4– = 125
HCO3- = 146 / H2SiO3 = 102 / HBO2 = 12.6 / CO2 = 8.8
成分総計 = 1453mg / ラドン = 39.5×10-10Ci/Kg
鳥取県東伯郡三朝町大字三朝
男女別内湯
300円
10:30 – 22:00
河原の露天風呂から程近くにある、三朝温泉の共同浴場です。
比較的最近建て替えられたらしく、以前は「菩薩湯」と呼ばれるお風呂があったそうです。
今は結構良い造りになってしまっていますが、菩薩湯の頃は、名前からも期待出来るような、鄙びた感じだったのでしょうか。なんとなくその頃に入ってみたかった気もします。
内部は受付があり、当然男女別れています。受付のオバチャンがとても気さくです。「どこから来たの?」と聞かれ、「東京です」と答えると、「あらまあ!」と大変喜んで下さいました。
さて、お風呂。基本的にはシンプルな造りですが、建て替えられただけに、使い勝手良く広々としています。
浴室には、中央に丸い湯船があり、左右が洗い場になっていました。
まん丸湯船が好きな私には嬉しい光景です。
お湯は薄緑色に濁っており、湯底に沈めた足がぼんやりと霞んで見えます。
お湯からは僅かに潮臭。基本はそれほど特徴がある物ではありませんが、この日は単純泉続きでしたので、かえって新鮮に感じます。
ただ、お湯自体は、ちょっと劣化している印象が否めません。訪れた時間が一日の終わりにでしたので、多くの人が利用した後だけに、当然といえば当然です。
一番風呂だと鮮度も良かったと思われ、こればかりは仕方がありません。
それだけ人気がある施設と言う事の裏返しでしょう。
入浴して来る人達を見ても、旅館の浴衣を着ている人は私達だけで、殆どがお風呂セット持参の地元の方たちと言う印象でした。
浴後、紅鮭を待つ間、受付のオバチャンとお話をしました。男女別脱衣所の入り口には、レトロな椅子があります。
どうやらこれは、昔の床屋さんが実際に使用していた、アンティークだそうです。
座って良いですよと言われ、遠慮無く座ってみました。すわり心地は硬いですが、当時の人はこんな椅子に座って髪の毛を切って貰っていたのだなぁと、良い体験が出来ました。
5分足らずの短い間の立ち話でしたが、こうして地元の方とお話が出来るのも、旅行の醍醐味ですね。
これからも、地元の方たちの大切なお風呂として、また、観光客と地元の方たちが触れ合える交流の場として、頑張っていって欲しいと思う一湯でした。
2008-10/9
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