含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(金太郎温泉1号、2号、3号)
73.5度 / H17.3.30
Na+ = 4580 / K+ = 292 / Ca++ = 1303 / Mg++ = 29.8
Sr++ = 29.8 / Cl- = 9610 / Br- = 39.7 / F- = 2.86
I- = 7.9 / SO4– = 24.4 / HCO3- = 107 / H2SiO3 = 106
HBO2 = 102 / CO2 = 18.4 / H2S = 4.84
成分総計 = 16247mg
富山県魚津市天神野新6000
0765-24-1220
男女別内湯 ・ 露天風呂 ・ サウナ など
1時間 700円 / 3時間 1000円 / 1日 1600円
8:30 – 23:00
金太郎温泉という名前からして興味をそそられる温泉なのですが、話によると、お湯も素晴らしいとの事です。
今回の富山遠征で、湯谷温泉や民宿あおまさと並び、最も行ってみたい場所のひとつでした。
魚津ICから車で10分程度、市街地からも程近い場所にある、とても立派なホテルです。
今回利用したカルナの湯は、まるで日帰り入浴施設のような、外来入浴にとても力を入れている印象のものです。
今回は1時間以内の利用に限った700円のチケットを買いました。3時間まで利用出来るチケットは1000円だそうで、関東の施設と張り合える強気な金額設定です。
にも関わらず、多くの人が利用しており、少し驚きました。市街地から近いと言う立地の良さもあるでしょうが、泉質にも期待が出来ます。
内部は一度に100人利用しても狭苦しさを感じないであろう、とても広々したものです。
内湯露天それぞれに沢山湯船があり、一部ジャグジーや水風呂を除き、全て同じ源泉が張られています。
洗い場もしっかりと造られており、使い勝手が良く、これならば高い入浴料も納得してしまいますね。
さて、お湯の印象。まずは内湯、最初に一番広々とした浴槽に入りました。
まるでプールのように広く、30人以上でも足を伸ばしてゆっくりと入れそうです。
張られているお湯は、薄っすら緑色をした白濁のお湯です。
柔らかい硫黄臭が漂い、僅かながらアブラ臭のようなものが混じる気がしますが、これは私の気のせいか、痕跡レベルでしょう。
肌触りは少しベタつく感じがする、適温のお湯です。
湯口から素手でギリギリ掬える程度の熱めなお湯が注がれており、口に含むと、硫黄独特の苦味がある味と、強い塩分を感じました。
青森の三内温泉に近い感じですが、比較すると少し薄いかな?
三内30%、喜連川早乙女20%、加水30%で、合計100%って印象のお湯です。
内湯で一番気に入ったのは、健康道場と名前のついた、狭い湯船です。
こちらは4人入るのが精一杯と言う程度の小さなもの。同じく薄緑色の白濁したお湯が張られていますが、濁り度合いは大浴槽に比べると少し薄いです。
同じく硫黄臭のするお湯で、湯口からは少し熱いと感じる程度のお湯がドボドボと注がれています。
恐らく温度調整の為に加水率が高いと思われますが、湯船が小さい分、劣化が少なく、鮮度が良く感じました。
湯口には飲泉用のコップが置かれています。口に含むと、やっぱり強い塩分を感じます。ただ、加水率のせいか、味も心なしか薄く感じました。
濃さを取るか、お湯の鮮度を取るか・・・
それぞれの好みで入れば良いと思いますが、正直、ここまで濃いお湯だと、多少の加水くらいどうでも良く思えてしまいます。
続いて露天風呂。内湯から想像出来る通り、こちらもとても広々としていました。
遅い時間に訪れたせいで、辺りは薄暗く、所々にある照明が雰囲気よく灯りを照らしています。
お湯の色などは分かりませんが、こちらに張られているのも内湯と同じ源泉です。
浴槽が幾つかに分かれており、一度に大勢利用しても窮屈さを感じない造りになっています。
お湯の印象は、加水率の影響でしょうか、少し濃い感じがします。湯口から熱い源泉がドボドボと注がれており、その付近に陣取ると硫黄臭も一層強く、素晴らしいです。
ヘロヘロに疲れる泉質の為、ずっと入りつづける事が出来ませんでしたが、露天の一角にはベンチが置かれていて涼む事が出来る為、出たり入ったりしながら至福のひと時を過ごす事が出来ました。
期待通りの素晴らしいお湯でした。
遅い時間まで立ち寄りを受付けており、日帰り入浴でも充分に楽しむ事が出来ますが、是非宿泊して時間と体力が許す限りお湯に浸かって見たいと思いました。
富山を訪れる機会があれば、欠かさず寄りたい素晴らしい一湯です!
2007-6/17
コメント