ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
(湯河原第133号) 88.9度 / pH8.2 / H12.10.12
Na+ = 488 / K+ = 23.9 / Mg++ = 0.84 / Ca++ = 189
Cl- = 756 / SO4– = 454 / HCO3– = 51.5
HSiO3– = 3.48 / BO2- = 1.13 / H2SiO3 = 112
HBO2 = 11.5 / 成分総計 = 2100mg
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上750−1
0465-62-7111
男女別内湯・露天風呂
1000円
14:00 ~ 18:00
湯河原温泉の旅館が立ち並ぶ温泉街を抜けて、奥の方にポツンとあるお宿です。
すぐ正面に川が流れており、このホテルから上流少し行ったところの川辺に、源泉の集湯槽と思われる構造物が幾つかあります。その中の幾つかからは、湯気が上がっていました。
どうやらこの一帯でお湯が沸いているようです。このホテルの源泉も近くにあるのでしょうか?
ホテルの内部は、少し年季を感じるもので、どことなく昭和の香りがします。
フロント近くにはお土産コーナーがあり、館内にはラウンジやゲームコーナー、スナックなどが揃っています。訪れたのが平日の昼間だったせいか、館内は少し暗くてとても静か。
それらを横目に、お風呂はエレベータで上階にあがった場所にあります。
内湯と露天がありました。
まずは内湯。入って右側に大きな湯船がひとつ、左側に洗い場が並んでいます。
この規模のホテルとしては、相応と呼べる広さの浴室です。ただ、全体的には、館内と同様に少し年季を感じます。
脱衣所から数段降りる形になるのですが、そのせいもあって、天井が低く感じられます。
湯船に張られたお湯は、無色透明。滝のような大きな湯口から湯が滴り落ち、湯船からもざばざばとお湯が溢れています。見た感じ掛け流しで、少し期待をしたのですが・・・
残念ながら、お湯からは塩素臭が漂います。広い湯船だし、やはり循環はされているようです。
お湯の印象は、塩素臭ゆえにあまり宜しくありません。ただ、僅かに潮臭を感じ、源泉そのものの特徴が完全に失われていない事が分かります。
溢れているお湯は、洗い場に流れ去っているので、回収して再利用はしていないと思われます。
と、すると、湯量は結構あると思うんですよね。
塩素臭さえ無ければ、結構気持ちが良さそうなお湯だけに、非常に残念です。
続いて露天風呂。内湯から行くと、脱衣所に一旦戻ってすぐの所にあるドアから出る仕組みです。
基本的に裸&多少濡れた体でも大丈夫そうですが、少しだけ面倒な造りです。
この露天は後から増築されたのでしょうか・・・?
岩風呂になっており、屋根が掛かっているので開放感はそこそこですが、目の前には緑が広がる、悪く無い造りです。
こちらにも同じく無色透明のお湯が張られています。
ただ、お湯の印象は、内湯より僅かに塩素臭が強めで、あまり良い物ではありません。
加えて、内湯に残っていた源泉の特徴は、完全に失われており、これでは・・・って感じがしてしまいます。
ちょっと残念だったかな・・・?
後で聞くと、この大滝ホテルさん、邸内から源泉が沸いており、独自源泉だったようです。
なんと・・・っ!
でも、独自源泉でも、お湯の使い方ひとつだよなぁ。
お風呂がつく部屋もあるようで、そちらには源泉100パーセントだそうです。
源泉をベストな状態で楽しむには、宿泊しなければならない一湯です。
2009-10/23
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