神奈川県

箱根高原ホテル (仙石原温泉) ★3.5

カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
(源泉名:元箱根温泉(箱根高原ホテル自家源泉)台帳番号 元箱根 第26号)
55.5度 / ph7.1 / H26.7.4
Li+ = 0.065 / Na+ = 124 / Mg+ = 60.3 / K+ = 21.7
Ca+ = 122 / Sr+ = 0.388 / Al+ = 0.017 / Mn+ = 0.291
Fe+ = 1.44 / Zn+ = 0.2 / Ba+ = 0.049
F- = 0.14 / Cl- = 31.4 / HCO3- = 459 / SO4– = 408
H2SiO3 = 262 / HBO3 = 3.76 / CO2 = 213
成分総計 = 1708mg

単純温泉
(源泉名:白百合の湯 台帳番号 元箱根47号)
約26度 / pH7.7 / 2016.10.14
Li+ = 0.012 / Na+ = 29.8 / K+ = 6.2 / Ca+ = 35.7
Mg+ = 14.1 / Sr+ = 0.095 / Al+ = 0.002 / Mn+ = 0.202
Fe+ = 0.64 / Ba+ = 0.045
F- = 0.16 / Cl- = 4.2 / SO4- = 41.9 / HCO3- = 201
CO3- = 3.0 / HPO4- = 0.1
H2SiO3 = 113 / HBO2 = 0.602 / CO2 = 9.3
成分総計 = 460mg

神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164
0460-84-8595
男女別内湯・露天風呂
大人 1300円、小学生 650円(フェイスタオル付)
12:00 ~ 16:00(受付終了15:30)

箱根は日本を代表する温泉地のひとつです。
数知れない程のお宿があり、立ち寄り入浴を受け付けている所も沢山あります。

ただ、終息しつつあるとは言えコロナの影響なのか、地域柄なのか分かりませんけど、立ち寄り出来ると聞いて行ってもやっていなかったり、タイミングが悪くて入れなかったりする事が多いんですよね。
この日も箱根で入りたい温泉を20箇所程リストアップして、訪問前に電話で入れるか確認をしてみたのですが、ビックリするくらいにNGだらけでした。
どのお宿も対応がとても丁寧で、立ち寄りで入れない理由も様々ですが、連続して断られ続けるとさすがに凹みます。
そんな中、数少ない「日帰り出来ますよ」と言って貰えたひとつがこちら、箱根高原ホテルさん。
芦ノ湖から近い、広々とした敷地の中にある立派なホテルです。

ホテルなので立派なフロントがあり、スタッフが常駐しています。
小さな旅館みたいに「ごめんくださ~い!」なんて叫ぶ必要はありません。
入浴料は1300円、正直高いです。しっかり箱根箱根プライスしていますね。
一応ハンドタオルが付いてきます。

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高低差を利用して建てられているホテルなので、フロントがあるのは3階です。
お風呂はそこからエレベータを使って1階に降りたところにあります。
大浴場が男女別と、貸切湯が2箇所ありました。貸切湯は別料金なので大浴場を利用。

大浴場は「金時湯」と「乙女の湯」の2箇所があり、男湯の暖簾は乙女の湯の方に掛かっていました。男湯だけど乙女なの?
多分ですけど、時間帯や日付によって男女の暖簾を入れ替えているんでしょうね。

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さて、肝心の温泉ですが、浴室内は撮影禁止なので、パンフレットの写真で代用。

脱衣所から入って最初は内湯です。
入ってすぐ左手側に掛け湯があり、正面が湯舟。右奥にパーテーションで区切られた洗い場が並んでいました。
しっかり清掃などがされていて、綺麗な浴室です。入浴料で1300円も取るだけの事はありますね。

湯舟は手前と奥に分かれていて、手前が熱め、奥が温めです。
薄っすらと緑がかる微濁のお湯で、ほんの僅かに金気臭と潮臭にも似た成分臭があります。

湯使いは湯量不足を補う為の加水と、加温、塩素消毒もあるようですが、循環はされていません。
ツルツルする肌触りや泡付きなどはありませんが、柔らかいお湯で気持ちが良いです。
熱めの方が源泉の特徴を感じやすく、鮮度も良いです。でも、私が気に入ってしまったのは奥の温めの方です。
浴室の雰囲気が良いので、肩の力を抜いて入ろうと思ったら、温い方がゆっくり入れるんですよね。
折角高い入浴料払ったのだから、すぐに出てもモッタイナイですし・・・

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続いて露天風呂。
シンプルに岩風呂がひとつあるだけですが、こちらもしっかり手入れがされていて、こちらもなかなか良い造りをしています。庭園風呂って感じですね。
露天で使用されているお湯は内湯とは別源泉で、無色透明の単純温泉です。

湯使いは加水、加温、塩素、循環の四役が揃ってしまっています。
源泉温度が26度と低いので加温もそれなりにしているでしょうし、掛け流しにするのは大変なのでしょうね。
消毒されているとは言え、塩素臭がしないのは幸いですが、湯の表面に白い何かが浮いています。
一瞬「湯花かな?」と思いましたが、私の知っている湯花とは違い、本当にお湯の表面に浮いている何かです。周辺の樹々から花粉?みたいなのが風に乗って落ちて来たのかもですね。

湯口から注がれるお湯は冷たいもので、源泉そのままかも?
ただ、元々特徴のある泉質ではないため、湯口のお湯からは源泉の特徴を感じる事は出来ませんでした。

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入浴料が高いっていうのはひとまず置いておいて、とても快適で落ち着いて入る事の出来る温泉でした。
お湯も決して悪くありません。
箱根でマグネシウムが豊富なお湯ってのも少し珍しいですね。

ハンドタオルもついてきますし、手ぶらで快適なお風呂にゆっくり浸かりたい人にはオススメの温泉です。

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2023年 7月6日 - 初訪問・日帰り入浴

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