ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
(源泉名:鹿の湯)
73.4度 / ph7.0 / 毎分11L / 自噴 / R2.7.22
Na+ = 768.4 / K+ = 42.6 / NH4+ = 1.6 / Mg+ = 11.4
Ca+ = 91.2 / Mn+ = 0.3 / Fe+ = 0.4
F- = 1.0 / Cl- = 757.8 / SO4- = 637.8 / CO3- = 0.3
H2SiO3 = 87.8 / HBO3 = 61.9 / CO2 = 61.6
成分総計 = 2935mg
北海道茅部郡鹿部町鹿部58
01372-7-2001
男女別内湯・露天風呂
大人(中学生以上) 500円、小学生 300円、幼児 100円
13:00 ~ 20:00
昨年訪れ、吉の湯に立ち寄っている鹿部温泉。
その際は時間が無く、吉の湯だけしか立ち寄る事が出来なかったのですが、ここ鹿の湯もとても気になっていました。
今回はそんな鹿の湯で宿泊です。
吉の湯がとっても素朴なお宿だったので、ここ鹿の湯もきっと年季入った所だろう・・・
そう思っていたので、中に入ってビックリしました。
とっても綺麗で、お洒落なお宿です。
鹿部の人に失礼を承知に書きますが、北海道でもかなり場末な感じがする鹿部に、こんなお洒落なお宿があるなんて、想像もしていませんでした!
お部屋の雰囲気も良いですね!
女将さんがお部屋まで案内してくれて、その場でお茶を入れてくれるのも、純和風旅館って感じです。
普段安いお宿ばかりを転々としているせいかもしれませんけど、久しぶりですね、この感じ!
途中で色々と寄り道をしてから来たので、到着したのは日もすっかり暮れた18時ちょっと前です。
本来であればすぐに夕食となるのですが、先にお風呂にどうぞと食事の開始を少し遅らせてくれました。
接遇も本当に素晴らしいです!
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と言う事で、早速お風呂へ。
もちろん男女別です。
脱衣所から入って、まずは内湯。
少し湯気蒸す室内には、ガツンと石膏臭が充満していました。
いやぁ、良いなぁこの臭い!
前回入った吉の湯では芒硝臭って印象でしたが、ここのお湯は芒硝臭と言うよりも石膏臭って感じがします。
基本的には似ているので微妙な違いでしかありませんけど、そもそも源泉も違いますからね。
湯底が透けて見える程度に透明ですが、僅かに濁っています。
肌触りはシットリ系ですね。
湯口が見事です!
もちろん人の手が加わっているのですが、まるで自然が作り出した造形物のようですね。
熱い源泉を冷ます為でしょうか、新湯は高い位置から注がれ、それが滝のようになって湯舟に落ちる仕組みになっていました。
湯口から注がれるお湯は素手で触るとアチチとなる熱湯です。
そこに鼻先を近づけて臭いを嗅いでみたところ、石膏臭以外にも芒硝臭と、僅かですが金気臭も感じました。
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露天風呂もあり、これは内湯湯舟の先にあります。
一度湯舟の中に入ってザブザブと渡り、大きな窓ガラスを開けて外に出る仕組みです。
「露天風呂」と書かれた張り紙と、手すりがあるので、見落とす事はありませんけど、珍しい造りですよね。
お湯は内湯と同じものですが、露天は露天でちゃんと湯口があり、そこから新湯が投入されています。
お湯は内湯に比べると温め。
外から見えないように囲いがされているため、開放感はありませんけど、内湯のように湯気蒸す事も無く快適です。
ここのお湯からも石膏臭が香り、とても気持ちが良いです!
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浴後はお部屋出しで夕食を頂きました。
一品一品美味しかったですけど、印象に残ったのはタコのしゃぶしゃぶですね。
器の模様が透けて見える程に薄切りされたタコをしゃぶしゃぶの容量で湯通しして頂きます。
私はあまり食に拘りがないので、簡潔に済ませますが、美味しかったです!
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もちろん朝風呂にも入りましたよ!
お湯の印象は昨晩入った時と変わりありません。
内湯は内湯で勿論良かったですが、朝風呂で気に入ったのは露天風呂の方です。
温めなので体への負担も少なく、お湯の臭いを嗅ぎながらゆっくり寛ぐ事が出来ました。
ちなみにこちらのお宿の源泉は自家源泉です。(鹿部のお湯は基本全部自家源泉と思われ・・・)
部屋から源泉小屋を見下ろす事が出来ました。
朝食も美味しく頂きました!
ザ・日本の朝食って感じですね!
お宿の雰囲気良かったですし、食事も美味しかったですし、お湯は言うまでもなく素晴らしいものでした。
ここであれば、普段温泉旅館に泊まらないような普通の人(私のようなマニアじゃないひとw)にいもオススメ出来ます。
難点は、なかなか来る機会が無いような場所って事くらいかな・・・?
いずれまた再訪したいと思います。
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2024年 10月25日 - 初訪問・宿泊(2食付き)
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