大分県長湯温泉

紅葉館 (長湯温泉) ★4.5

炭酸水素塩泉? (成分表未確認)

大分県竹田市直入町大字長湯7996
0974-75-2003
男女別内湯・貸切風呂・露天風呂
日帰り入浴のみ不可

九州ツーリングをするにあたり、是非とも泊まりたいと思っていた長湯温泉。
ここ長湯温泉は温泉の泉質が良いのは勿論ですけど、立ち寄り入浴の出来る温泉や旅館が沢山あるのです。
宿泊すれば、そこを拠点にして色々とはしご湯出来ますからね。

選んだ投宿先は、温泉街の中心部にある紅葉館さんです。
なんとここ、日帰り入浴のみを受け付けていない、いわゆる「のみ不可」宿なんです!

ちなみにこの宿を探してくれたのは青森県在住の湯めぐり仲間Hさん。
Hさんとはこの宿で合流し一晩ご一緒する事になりました。
ついでにもう一人、秋田県在住の湯めぐり仲間Gさんも一緒です。
大分の温泉で、東京の私と、青森、秋田の人が3人揃う、何だか不思議ですね~

部屋お部屋はシンプル、広縁つきです。
小さいながらも冷蔵庫があるのは有難いですね。
窓の外からは芹川を見下ろす事が出来ます。

ちなみに食事は外で食べましたので、朝食のみです。
布団は予め3人分敷かれていました。

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肝心のお風呂ですが、3箇所あります。

まずは男女別の内湯。
3人も入ったらだいぶ窮屈に感じる大きさのもので、室内は少し湯気蒸しています。
小さい湯舟には少し濁るお湯が張られていました。
はっきりと分かる金気臭と炭酸臭、お湯の中には茶湯花が舞っています。
いつまでも入っていられる温めのお湯で、しばらくじっとしていると体が泡に包まれます。

長湯と言えば泡付きのあるラムネ温泉館のお湯が有名ですけど、お宿などのお湯で泡付きがあるのは珍しいです。
実際、今回の湯めぐりでは長湯で9箇所の温泉に入りましたけど、泡付きを確認出来たのは唯一ここだけでした。

無骨なパイプ湯口はボコボコと大きな音を立て、時折ブシャー!と一気にお湯があふれ出しています。
見ていると面白いですが、そのうち壊れてしまうのではとちょっと心配になりますね・・・

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続いて家族湯。
男女別内湯のすぐ隣にあり、中から鍵を掛けて使うみたいです。

お湯は男女別の内湯よりも少しだけ暖かく、これでやっと適温って感じです。
ふと湯口を見ると、源泉とは別にチョロチョロと熱湯が注がれていました。
熱湯の方は恐らく温泉ではない様子。源泉温度が低いから熱湯で加水しているのかな?
まぁ、加水とは言っても、源泉に対してごく少量でしたので、たいした影響は無さそうです。
もしかしたら男女別の方も同様の加温がされていたのかもしれませんが、お湯の印象で違いは殆ど感じませんでした。

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最後に露天風呂。

元々は男女別であったろうこの露天風呂ですが、片方しかお湯が張られておらず、もう片方は湯舟からお湯が抜かれ、物干し場になっていました。
とはいえ、お湯の張っている側はちゃんと手入れがされており、いつでも入浴が出来る状態です。

いつまでも入っていられる程度に温めで、38度くらいと思われます。
男女別内湯のお湯と同じで、うっすらと濁っており、赤湯花、僅かな泡付きも確認出来ます。
内湯と違い湯気蒸す事も無く快適そのもの!
3箇所の中でどこが一番良かったか聞かれたら、ダントツでこの露天風呂が良かったです。

ただ、良く分からないのは、この露天風呂、入っても良かったのかな・・・?
と言うのは、ここ紅葉館は本館と新館があり、宿泊した部屋は新館側にあるのですが、お風呂は全て本館側にあります。
2つの建物は内部で行き来出来るのですが、ちょっと入り組んで分かり難く、迷っていたら偶然この露天風呂を発見したのです。
露天風呂があるとは聞いていませんでしたし、片方が物干し場でしたので、もしかしたら今では開放されていないプライベートな温泉だったのかも?

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夜は外で食べて寝るだけ、朝食を食べたら早い時間にチェックアウトと、慌ただしい滞在になってしまいましたが、アットホームでとても良いお宿でした。
朝ごはんも美味しかったです!

あと、猫が数匹いました。
最初、駐車場にいて、そのうちの1匹は堂々と館内を歩いていましたので、きっと飼い猫なのでしょうね。
大人しく人馴れしている子達で、猫好きな私には堪らないです。

長湯にはきっとまた来ますので、その時またお邪魔したいと思います。

良いお宿でした!

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2024年 5月15日 - 初訪問・宿泊(朝食のみ)

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