北海道

川汲温泉旅館 (川汲温泉) ★3.5

アルカリ性単純温泉
(源泉名:川汲温泉旅館)
46.1度 / ph9.0 / 毎分161L / 自噴 / H29.9.8
Na+ = 99.4 / K+ = 2.0 / Ca+ = 110.6
F- = 0.7 / Cl- = 21.5 / OH- = 0.2 / HS- = 0.8
SO4- = 431.5 / CO3- = 7.2
HSiO3- = 37.2 / HBO2 = 13.5 / HAsO2 = 0.5
成分総計 = 725mg

北海道函館市川汲町2019
090-7652-8952
男女別内湯
20歳以上 400円、20歳以下 無料(要親の同伴)
6:00 ~ 19:50

川汲温泉に2箇所ある温泉のうちのひとつです。
直前に入った明林荘からもすぐ近く、通りを挟んだ反対側にあります。
こちら川汲温泉旅館もこぢんまりとしたお宿で、決して大規模旅館などではありませんが、ひっそりとし過ぎている明林荘に比べるとだいぶ立派に感じます。

旅館の中に入ると、何だかとっても静まり返っていました。
フロントには誰もいません。

一瞬「あれ? まさか今日はやっていない?」と思いましたが、よく見るとフロントに料金箱が置かれていて、「コロナ対策のため、セルフでお願いします」とありました。
小規模のお宿とかで料金セルフっていうのはたまにありますが、割としっかりしている旅館に見えたので、ちょっと意外でした。

あと、ちょっとだけ面白いのは、20歳以下は無料なんですよね。
未就学児とか小学生が無料の温泉はよくありますけど、20歳以下と言うのは初めて見たような気がします。
19歳とか、学生だとしたら大学生ですし、社会人になっていてもおかしくない年齢ですからね。

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さて、肝心のお風呂ですが、男女別でそれぞれに内湯があるのみです。
フロントが無人でしたのでひっそりしていると思いきや、地元の方と思われる先客が2人おられました。
銭湯みたいな感覚で利用されているのかも知れませんね。

浴室内には湯舟が2つ左右にあり、その奥が洗い場です。
熱湯とぬる湯に分かれているのかと思いきや、私の体感ではどちらもほとんど変わらず、少し熱めで43~44度位って感じです。
強いて言えば、脱衣所から入って左側の方がほんの少しだけ熱かったかな?

お湯の印象は明林荘とあまり変わらず、浴感がビリビリと来る芒硝泉って感じです。
匂いは心なしか成分臭があるような気がしますけど、ほぼ無臭。
お湯の鮮度が良く、入っていてとても気持ちが良いお湯です。
浴室内が湯気蒸していて少し籠っていたので、一度汗を掻くと止まらなくなります。
その点においては天井が高くて湯気で籠る事の無い明林荘に軍配。

ただ、先客のオジサンは明林荘よりもこっちの方が良いと言っていました。
まぁ、その辺は個人の好みですよね。

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浴後、脱衣所に「川汲温泉の歴史」と言うのが掲示されていたので、服を着ながら流し読みしてみました。
なるほど、ふむふむ、こちら川汲温泉旅館だけでなく明林荘についても書かれていて、なかなか興味深いです。
で、その掲示の下の方に目をやってみると、「出典 ウィキペディア」とあり、なんだかクスっとしてしましました。

いや、別に、誰かがちゃんと調べた上でウィキに載せている事でしょうから、ウィキだから駄目とかじゃないんですけどね。
でも、ウィキの内容をそのまま掲示していて、それで良いのか? なんて考えると同時に、そういう時代なんだなぁ~ なんて、オッサン臭い事を思うわけで・・・
今更ですけど、ネットって便利ですよね。

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川汲温泉旅館と明林荘、その歴史を絶やす事なく、いつまでも気持ちの良いお湯を湛え続けて欲しいと願います。
とても気持ちが良いお湯でした。

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2023年 8月13日 - 初訪問・日帰り入浴

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