バイク備忘録リトルカブ

第4話 – 通勤原付ツーリング to 山梨 (後編)

一晩明けて、2021年 11月1日。
通勤原付バイクツーリングの2日目です。

ホテル昭和をチェックアウトした変なオッサン3人組。
まず最初に向かったのは精進湖の他手合浜です。
約30キロほど離れていますが、途中から信号が無い山道になるので、およそ1時間で到着です。

他手合浜は湖畔までバイクや車で降りる事が出来ます。
目の前には雄大な富士山が!!!

前日は少し雨に降られましたが、この日は良い天気です!
ただ、残念ながら、富士山に少しだけ雲が掛かってしまい、山頂部分が丁度隠れてしまっていますね。
あと少しで見事な逆さ富士になったのですが・・・

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続いて向かったのは本栖湖です。
精進湖からは目と鼻の先。

本栖湖と言えば、千円札や旧五千円札に描かれている富士山の撮影地としても有名です。
精進湖から移動している間に、富士山頂上に掛かっていた雲が晴れて、見事な光景を見る事が出来ました。

折角だから、自分のリトルカブを撮ったり、3台並べて撮影なんかもしてみました。
ちなみにこの日は月曜日だったので、観光客の数は少なめです。
それでもチラホラと人がいるのですが、みんな私たちのバイクを見て不思議そうな顔をするんですよね。

特に K君のバイクね、東京から本栖湖まで、原付で何を配達しているんでしょうね~!?

ま、他人の目なんか気にしちゃ駄目です。
良いんです、楽しければ!

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あまりゆっくりしていても帰り着くのが遅くなるので、早めに帰路につきます。
帰りは Tちゃんの希望もあって、道志みちを選択。
山中湖から津久井の方までつなぐ一本道なのですが、適度なアップダウンのあるワインディングロードで、走っていて気持ちが良い道です。

そんな道ですので、ツーリングライダーにとっては聖地みたいな場所らしいです。
平日にも関わらず、多くのバイクとすれ違いました。
それに、原付でチンタラ走っていると、他の車やバイクにガンガン抜かれます。
遅い事は重々承知ですので張り合う気になんかなりませんし、後ろにつかれてもかえって申し訳ないので、サクッと抜いて貰えた方が嬉しいですけどね。
大抵のライダーさん達は、追い抜いた後に片手をサッと上げて挨拶をしてくれるんですよね。
う~ん、カッコいいなぁ!
あんな感じで風のように走れたら、きっと気持ちが良いでしょうね。

でも、ゆっくり走るのも悪くありませんよ。
風景の流れ方が遅いからこそ見える景色があるんですよね。
目的地を決めて走る温泉めぐりと違って、走っている事自体が目的の旅です。
この時間がいつまでも続く事こそが幸せですからね。

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そんなこんなで、途中で道の駅に寄り道をしたり、コンビニで休憩を挟んだりしながら、東京に帰りついた頃には日もすっかり暮れていました。
家に帰りついた時はグッタリです、やっぱり疲れますね。

でも、一言で簡単にまとめるならば、とても楽しかったです!

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リトルカブでツーリングなんて、買う時は考えてもいませんでした。
でも、やってみると、案外出来ちゃうものなんですね!

この場をお借りして、誘ってくれた Tちゃん、つきあってくれた K君、改めてありがとう!

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続く – 第5話 – リアボックスを大きくしました

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