バイク備忘録リトルカブ

第1話 – 通勤用にリトルカブを買いました

突然ですが、思い付きでバイク備忘録をはじめました。
いい歳したオッサンが、遅咲きのデビューでバイクを乗り始めたですが、そんな話をダラダラと書き綴るだけのブログです。
ハッキリ言って、何の需要も無い情報を晒す事になると思います。

でもまぁ、温泉備忘録と同じ、これはあくまでも私の個人的な日記ですので、それで良いんです。
もしもご覧いただけるお暇な方がいたら、どうぞよろしくお願いします。

と言う事で、早速ですが第1話、リトルカブを買いましたよって話です。

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時は遡って今から約2年前、コロナ禍真っ最中の2021年5月。
職場の同僚に誘われて、宮城県の気仙沼に行ってきました。
(その時の事は気仙沼プラザホテルの温泉レポートでも触れているので、良かったらどうぞ)

気仙沼に向かう道中、バイク通勤の話になりました。
その同僚ですが、会社には原付で通っているんですよね。
なんでも、通勤用の原付を某フリマサイトで2万円で買ったそうです。

マジかよ、やっす!!! 2万円って・・・w

私はと言うと、たまに電車で行く事もありますが、普段は車で、会社近くのコインパーキングに停めて通っていました。
でも、近隣のコインパーキングが満車だと、停められる場所を探して時間が掛かってしまうんですよね。時には会社から遥か遠く離れたコインパーキングに停めなければならない事もあります。
私の会社にはバイクの駐輪場があるので、バイクであれば駐車場に空きが無くて困る事もありません。
う~ん、ウラヤマシイなぁ。

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と言う事で、私も原付通勤をすべく、バイクを買う事にしました。

ただ、今までバイクなんて買った事が無かったので、いきなりフリマサイトで2万円のを買うのは心配です。
なので、10万円位で無いだろうかと、普通に中古車を検索。

とりあえず欲しいのはホンダのスーパーカブ(以降省略、カブ)です。
カブは燃費良くて実用性に優れ、壊れにくいと評判があります。ちょいダサだけどレトロな見た目は私好みです。
私が学生だった頃は、カブなんて出前とかで使う業務車両で、絶対に乗りたくないオッサンバイクだと思っていたんですけどね。人間の好みって変わるもんですね。

でも、そんなカブですが、最近は若者にも人気があるみたいですね。
へぇ~、あのカブがねぇ。
で、実際に探してみたら、程度が良さそうなものだと、なんと15万円以上もするんです!

マジかよ、たっか!!!

カブなんて探せばそのへんに転がっているもので、声かけたらタダで貰える位の物だと思っていましたよ。
カブが高いのは人気があるだけでなく、コロナ禍も影響しているみたいです。
バイクは密にならない通勤手段&趣味として需要が高まり、全体的に品薄みたいですね。

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最初「2万円か、へぇ、安くて良いね!」から始まった通勤バイク探し。
いきなり挫折しそうになりました。

そんな中でコミコミ9万円で買えるリトルカブを発見。
お? これならば予算の中で買えるぞ?
リトルカブと言うのは、その名前の通り、カブの小型車だそうです。
とりあえず、どんなのかは見て見なければ分からないって事で、実物を確認しに行きました。

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やってきたのは、東京からはるばる茨城県の古河市にあるバイクショップです。

私の事を待っていたリトルカブは、1997年式で、走行距離は15600kmの車両。ギアは3速でキックスターターのみのキャブレター仕様車です。
リトルカブは1997年~2015年まで販売されていて、4速でセル付きや、FI(フューエルインジェクション)のモデルもあるのですが、これは最初期のモデルで一番下のグレードです。

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実物を見てみた感想ですが、やっぱり小さいですね。
私は身長182cm、体重は秘密にしておきますが、かなり大柄なので、似合わない気もします。
普通のカブもあったので跨ってみたり、色々と見比べてみましたが、バイクの見た目だけで言えば、この小さなリトルカブの方が可愛らしくて好きです。
私の体格だと、普通のカブに乗ったところで、やっぱり小さいんですよね。それに、他人からどう見られるかなんて気にしても仕方が無い話です。
見た目が気に入ったのならばリトルカブで良くね?って事で納得しました。

パッと見でボロさはありませんが、20年以上前のバイクなので、それなりに錆や傷があります。
でも、巷に走っているカブと比べたらかなり綺麗。カブはボロボロなのが当たり前みたいなバイクですからね。
対応してくれたのは店長さん。色々と説明をしてくれるのですが、正直バイクの事はサッパリ分かりません。
よく「中古車を買う時はエンジンに異音が無いか確認する」とか言われますけど、バイクに乗った事が無い私からしたら、どんな音が異音なのかも分かりません。

さて、どうしよう?
こういうのって、考えた所で正解なんて無いんですよね。
少し悩みましたが、だんだん面倒になってきたので、とりあえず買う事にしました。
買う前に悩むくらいなら、買ってから悩めば良いんです。

壊れないと評判のカブですし、壊れたら壊れたでその時は直して貰えば良いんです。
まぁ、看板を出しているバイクショップだから、そこまで酷い物は売っていないでしょ?

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お値段はネットにも記載されていた通り、総額で9万円ピッタリです。
テールレンズが割れていたので、無料で新しいのに交換してくれました。
あと、通勤時に使う為にリアボックスが欲しいと相談したところ、Amaz●nで注文して配送先を店にしてくれたらタダでやっておくよと言って貰えました。

なんとも良心的です!

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で、およそ1週間後の6月8日。納車前整備が終わったリトルカブを取りに行きました。

一通り納車の手続きを終え、いざ帰路へ。
「ありがとうございました~!」と見送られながら、いきなりコケないか凄く緊張しながらの出発です。

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いままでバイクどころか原付すら乗った事が無かったので、最初は操作にも凄く戸惑いました。
リトルカブの重量は約80kg、バイクとしてはかなりの軽量です。
でも、今まで自転車しか乗った事の無かった私からしたら、はっきり言って鉄の塊です。物凄く重たく感じるんですよね。
バランスを取ってまっすぐ走るだけでも必死です。

古河から新宿まで戻るには、途中から国道4号線を走る事になります。
いままで温泉めぐりで何度も走った事のある慣れた道ですが、この日の4号線は私の知っている道とはまるで違います。左車線の更に左側を走っていると、制限速度を大幅に超えた車にバンバン抜かれるんですよね。かなりスリリングです。

でも、しばらく走っていると、徐々に慣れてきました。
最初は全然気に掛ける余裕も無かったのですが、慣れてきてひとつ分かった事があります。

バイクって気持ちが良いですねぇ~!

オープンカーのコペンにも乗っていましたが、コペンとは比べ物にならない程の解放感があります。
体全体で受ける風が心地よくて、どこまでも行けてしまうような気がしてきます。

バイク屋を出たのが11時過ぎ。
途中で道の駅に寄ったり、昼飯でラーメン屋に寄ったりしながら、無事に帰宅したのは15時。

気が付けばあっと言うまの楽しい道のりでした。

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このリトルカブとの出会いがきっかけで、まさかの私が温泉ライダーになるのですが、それはまだ先の話です。
この時は夢にも思っていませんでした。

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つづく – 第2話 – リアサスペンションとシートを交換しました

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