宮城県

気仙沼プラザホテル (気仙沼温泉) ★4.0

ナトリウム・塩化物強塩泉
(源泉名:気仙沼温泉) 20.4度 / ph7.0 / H27.7.2
Na+ = 7654 / K+ = 158.4 / Li+ = 0.3 / / Ca+ = 729.9
Mg+ = 1083 / NH4+ = 7.4 / Sr+ = 44.7 / Fe++ = 5.9
Fe+++ = 0.3 / Mn+ = 0.1
F- =3.3 / Cl- = 15920 / HCO3- = 117.29 / Br- = 52
I- = 18.5 / SO4- = 1571
H2SiO3 = 11.1 / HBO2 = 10.8 / CO2 = 10.8
溶存物質総量 = 27,387.9mg

宮城県気仙沼市柏崎1−1
0226-23-1313
男女別内湯・露天風呂・サウナ・水風呂
昼の部 12:00 ~ 16:00 受付15時まで
夜の部 19:00 ~ 22:00 受付21時まで
大人800円、子供400円

最近、職場の同僚と仲良く?仕事をさせて貰っています。
そんなある日、いつものように無駄話なんかも交えつつ仕事をしていたら、その中のひとり、気仙沼出身のT氏が突然、「誰か、車で気仙沼まで乗せてくれないかなぁ?」とか言い出しました。
誰一人として真に受けず、冗談半分で「遠すぎるわ!」とか、「あ、俺10万くれるならば良いよ!」とか言っています。
私も負けじと、「じゃあ、俺なら5万で連れて行ってあげるよ!」とか言ってみたら、T氏が「5万かぁ、それくらいなら良いなぁ」とか言いだしました。

おいおい、本気で話していたの・・・!?

話を聞くと、ご実家がお店をやっていて、新型コロナ関連で補助金を申請の手伝いをするとかで、急いで帰らなければならないのだそうです。
「いつ行くの?」「今日にでもすぐ」「え?今日は無理」「じゃあ明日とか?」「え!?明日!?それも急すぎて無理!」そんなやり取りをしていたら、T氏から「気仙沼行くついでに栗駒山荘にも泊まらない?」と言う言葉が飛び出しました。

ただ気仙沼へ行くだけならばともかく、温泉を伴うならば話は別です。
急いで紅鮭(嫁)に連絡し、気仙沼行きの許可を取って、会社にも急遽休みを取る事を伝え、突然沸いた話で栗駒山荘ではなく須川高原温泉で1泊、気仙沼でもう1泊の2泊3日旅行が決定。
いままでも思い立って突然温泉に行く事はありましたが、このパターンは初めてです。
ちなみにですが、そのまま5万円を受け取るのは気が引けたので、往復の高速代とガソリン代をT氏に負担してもらう事で手を打ちました。

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さて、そんなこんなで突然来る事となった気仙沼。
宿泊先に選んだのは気仙沼市に2箇所しかない温泉のうちのひとつ、気仙沼プラザホテルです。
ちなみにもう一箇所はサンマリン気仙沼ホテル観洋と言うホテルで、気仙沼プラザホテルのすぐ近くにあります。
気仙沼湾から小高い丘を上がった所にある立派なホテルです。
同僚は実家に泊まるとの事でしたので、宿泊するのは私一人だけです。
1泊素泊まりで8800円。食事が無しでこの金額は正直高いと思いましたが、このクラスのホテルで1人泊だと普通の金額なのでしょうね。

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宿泊予約サイトで和洋室お任せのプランで予約したところ、私のお部屋は和室でした。
既に布団が敷かれているのは有難いです。

1人で泊るには広すぎる気がする部屋で、広縁からは気仙沼湾を見下ろす事が出来ます。

普段安い宿ばかりに泊まっているので、こういう見晴らしの良い眺めはとても新鮮です。
気仙沼に来たぞ~!って気がして良いですね!

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なにはともあれ、まずはお風呂。
大浴場は当然男女別。
源泉は直前に入ったサンマリン気仙沼ホテル観洋と同じものですので、後はお湯の使い方を比較するだけ。
さて、どんなお風呂だろうと期待に胸を膨らませて行ったら、ありゃ、撮影禁止なんですね?

まぁ、今時はSNSでUPするためか、どこでもかしこでも写真を撮りまくる人が多いですからね。(まぁ、私もそんな人の一人って事になりますが)
撮影禁止の温泉が増えるのは仕方がない事だと思いますが・・・

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と、そんな訳ですので、写真はパンフレットの物を代用。

まずは内湯。広々としたタイル張りの浴室で、大きな湯舟がひとつと、パーテーション分けされた洗い場がズラリ。
お湯は無色透明で、ほぼ無臭、よく嗅げば成分臭なのか消毒臭なのか分からないような匂いがあります。

源泉温度が低いために加温されており、循環と塩素消毒もされています。ただ、私がお湯に浸かった限りでは塩素臭は感じられません。
加水はされておらず、源泉は100%との事。
42度前後で適温のお湯ですが、塩分濃度が高いため、お湯に浸かるとズシンと重苦しいような感覚があり、矢鱈と体が温まって汗が止まらなくなります。

成分が濃いため、比重で体がお湯に浮く「浮遊浴」なるものが出来るそうです。
試しにやってみましたが、確かに体が浮く感覚はあるものの、バランス取るのが難しすぎて、顔にお湯が掛かって溺れそうになります。
きっとコツがあるのでしょうけど、私には無理でした。

内風呂には温泉とは別にサウナと水風呂もありますが、私は利用せずにパス。
同僚はよくここのサウナを利用するそうで、サウナに集う地元民でコミュニティみたいなのが出来ているそうです。
この日は時間が合わなかったのか、コロナの影響でコミュニティが機能しなくなっているのか、地元民らしき人はいませんでした。

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露天風呂もあり、内風呂からそのまま出る事が出来ます。
内風呂からもガラス越しで見下ろす事が出来た気仙沼湾ですが、この露天風呂からだと遮るもの無くダイレクトに眺める事が出来ます。

お湯は内風呂と同じ印象。塩素臭はありませんが、加温塩素循環のお湯です。

ただ、目の前に広がる気仙沼の港を見ながら入れるので、とても気持ちが良いです。
開放感に乏しかったサンマリン気仙沼ホテル観洋の露天風呂と比べると、こちらに軍配があがります。
ずっと入っていると少し疲れるお湯なので、この露天に入ったり、海風に当たったりと、出たり入ったりしながら気持ちの良い入浴を楽しみました。

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ここから先は少し余談です。

食事無しでの宿泊でしたので、夕食は外に行く事になりました。
折角来た気仙沼、と言う事で、同僚がお勧めのお店を案内してくれました。

気仙沼プラザホテルを見ながら歩くと、出てきたのは「福よし」と言う炉端焼きのお店。
炉端焼きと聞いて、てっきり鄙びた感じの居酒屋かと思いきや、何だかとってもハイセンスでお洒落なお店です!
一瞬、「ええぇぇ!? ここ、幾らするのぉ!?」と、たじろいでしまうような店内。
ちなみに高速代とかは同僚負担ですが、食事代は割り勘です。

でも、ここは気仙沼。
コースで頼みましたが、刺身盛り合わせ、ホヤ、牡蛎、雲丹などの海産物がてんこ盛りで、お酒も普通に飲んで、ひとり8000円位。
都内でこれだけのお店だとその倍にはなりそうですけど、意外と安い!

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福よしの後は、同僚が行きつけだと言う小さな居酒屋さん。
呑斗恋と書いて「どんとこい」と読みます。

普通に食事をしても美味しいそうですが、2軒目と言う事もあって、お通しの湯で牡蛎をツマミにただひたすら飲むだけ。
気仙沼には定期的に帰る同僚がボトルを入れてくれたので、途中から合流した同僚の友達なんかも合わせて5人で6000円だったかな?
私は1000円だけ支払いました。ほぼ場所代みたいな金額です、こんなに安くて良いのだろうか・・・?
大将も面白い人で、次に来るときは一軒目で立ち寄って色々と食べてみたいと思いました。

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地元出身の同僚と一緒だからこそ、より一層楽しめた気仙沼の夜。
いずれまた来ることになりそうな予感です。

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2021年 5月26日 ー 初訪問・日帰り入浴

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