ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉
(源泉名:湯本(内湯)源泉)
49.5度 / pH6.9 / 自然湧出 / 毎分70L / H26.12.22
Na+ = 581 / K+ = 22 / Mg+ = 0.6 / Ca++ = 197.4
Mn+ = 0.3 / Fe+ = 0.3
F- = 3.6 / Cl- = 985.1 / Br- = 2.5 / I- = 0.7
SO4- = 200.6 / HSO4- = 167.2
H2SiO3 = 107.2 / HBO2 = 98.5 / HASo2 = 2.5 / co2 = 55
成分総計 = 2425mg
福島県岩瀬郡天栄村湯本居平14
0248-84-2001
男女別内湯
500円
日帰り入浴時間・要相談
湯口屋さんは岩瀬湯本温泉の中心部にあるお宿です。
目の前には地元の方しか入る事の出来ない「おもで湯」と言う、所謂ジモ専の共同浴場があります。
共同浴場の方が目立ちすぎており、湯口屋さんよりも先に目が行くんですよね。
ちなみにこの共同浴場、岩瀬湯本に宿泊をすると地元民でなくても入浴する事が出来るそうです。
かやぶき屋根で趣のある建物で、建物に掲げられた「温泉内湯 湯口屋旅館」の看板が実に渋いです。
玄関のすりガラスも素晴らしいですね!
脱衣所には昭和38年の成分表が掲げられています。
岩瀬湯本のお湯は共有源泉なので、新しい成分表もある筈なのですが、古い成分表を掲示するのは何かの拘りかな?
お宿の雰囲気とマッチしているので、これはこれで良いですね。
さて、お風呂ですが、男女別に内湯がひとつあるシンプルなものです。
とても小ぢんまりとしていますが、古風だった外観からすると少し意外に感じる程に小奇麗な造りです。
ただ、全体的な雰囲気はやっぱり良いですね。
脱衣所から階段を数段降りるアプローチも私の好みで素晴らしいです。
お湯は光の加減もあって、ほんの少し緑がかって見える透明なものです。
塩化物泉なので、肌はシットリペタペタします。
掛け流しで、塩素臭はしません。とても良い湯使いで、鮮度も良いです。
お湯からは僅かな金気臭を感じました。改めて成分表を見てみると、ほんの少し鉄分が含まれている事が分かります。
新しく分析された成分表より、古い成分表の方が鉄分が多く含まれているんですよね。
昔に比べて少し薄くなったとも考えられますが、地中から自然湧出する天然温泉ですので、その日によってお湯の濃さが違うって事もありそうですね。
この日はたまたま鉄分を感じやすかったのかも知れません。
湯口に目をやると、恐らく鉄分によるものと思われますが、赤茶色に変色していました。
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ちなみに、冒頭で触れた「おもで湯」ですが、岩瀬湯本温泉に宿泊したら入れるそうですけど、前日に星野屋別館に泊まっていたにも関わらず入らず、中だけ見学させて貰って帰ってきてしまったのです。
岩瀬湯本に泊まっていたら入れるって、その時は知らなかったんですよね。
なので、また岩瀬湯本に泊まって、その時はおもで湯にも入りたいと思っているのですが、ここ「湯口屋」さんは再訪時の宿泊先第一候補だったりします。
歴史を感じる趣ある宿に泊まって、このお湯を一晩中堪能してみたいですね。
再訪必至の一湯でした。
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2019年 7月19日 ー 初訪問・日帰り入浴
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