群馬県

かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠 (薬師温泉) ★3.0

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
(源泉名:薬師の湯)
42.8度 / pH6.5 / 自然湧出 / H17.12.26
Na+ = 708 / K+ = 25 / Ca++ = 377 / Mg+ = 13.6
Nn+ = 0.86 / Fe+ = 1.75 / Sr+ = 3.38
Cl- = 643 / F- = 0.5 / HCO3- = 264 / SO4- = 643
Br- = 4.8 / H2SiO3 = 126 / HBO2 = 89.2 / CO2 = 16.3
成分総計 = 3470mg

群馬県吾妻郡東吾妻町本宿3330−20
0279-69-2422
男女別内湯・露天風呂・貸切風呂
大人1000円、小学生500円
11:00 ~ 14:00

草津に行く途中に看板があり、いつも気になっていた薬師温泉。
立ち寄り入浴代も群馬にしては高いし、宿泊するとひとり15,000円以上です。私にとってはお高い宿です。その予算があれば東北で2泊出来ますからね!
そんな訳でなかなか行く機会が無かったのですが、会社の社員旅行で行く事になりました。

途中で観光の寄り道なんかをしつつ、社員満載の貸切バスに揺られて走る薬師温泉までの道のり。普段自分の車で走るときは気持ちが良いくらいのワインディングロードですが、バスで走ると左右に振られて実に気持ちが悪いです。
まぁ、バスの最後尾で朝から飲んでいましたので、気持ちが悪くならない方が不思議なわけで・・・

そんなで辿り着いた「薬師温泉 旅籠」さん。辺りは既に暗くなっていたので、宿の全景を拝むことは出来ませんでしたが、全国から移築した古民家などが立ち並ぶ昔ながらの街並みが再現されているようです。
館内もそのイメージに合わせて良い雰囲気なのですが、私にとってはどうも、黒川温泉のような造り物感を感じてしまうのです。
変な先入観や拘りを無しに見れば、文句なく素晴らしいのですけどね。

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夜は社員総出で大宴会。
ご飯は美味しかったですけど、正直気疲れしました、ハイ。

温泉にスイッチが入らないまま、就寝前に入浴。

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普通に泊まるとそれなりにお高い宿だけあって、広々とした清潔なお風呂です。

露天風呂もありますが、屋根が掛かっていて解放感はありません。
広く取られた開口部から覗ける山肌にはライトアップがされていて、雰囲気は結構良いです。

ただ、お湯だけ評価すると、少し物足りなさを感じます。
決して薄くは無い筈の泉質ですが、加水・加温・塩素・循環と言う、全てが揃ってしまっているお湯で、浴感は少し乏しいです。
ほんのりと香る塩素臭が、山間にあって秘湯感溢れる古風な建物に似つかわしくなくて、どうも、ね・・・

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翌朝お風呂に入ると、男女別の浴室が入れ替わっていました。
露天に出ると目の前に滝があり、少しだけ気分があがります。

お湯に注目してしまうと、前の晩に入った時の印象とあまり変わりません。
まぁ、色々と造りこまれているお宿ですので、お湯を楽しむのではなく全体的な雰囲気を楽しめる人には良い所なのかもしれませんね。

社員旅行でもない限り訪れる機会が無かった所ですので、ただで泊れた(厳密には積み立てとかしていますが)と考えたら、ある意味来れてよかったです。
お湯の使い方さえ良ければ化けると思うので、あともう少しだけ拘ってくれればと思いながら、貸切バスに揺られて付き合い酒を飲みながら帰路につきました。

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2014年 10月8日 ー 初訪問・宿泊

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