鹿児島県

湯田区営温泉 (宮之城温泉) ★4.0

アルカリ性単純温泉
46.5度 / ph8.5 / H5.5.6
Na+ = 197.6 / K+ = 2.1 / Nh4+ = 0.7 / Ca++ = 3.9
F- = 197.6 / Cl- = 2.1 / Br- = 0.7 / CO3– = 3.9
H2SiO3 = 19.5 / 総計 = 701.3mg

鹿児島県薩摩郡さつま町湯田1366-21
0996-55-9192
男女別内湯
150円
5:00 – 22:00

宮之城温泉の中心にある、共同浴場です。
駐車場完備、なかなか立派で綺麗な施設ですが、なんと、150円で入浴する事が出来ます。
入浴料がただでさえ安い鹿児島ですが、その中でもここは特に安く、一日に何箇所も温泉に入る私にとってはとっても有り難い金額設定です。

お風呂は男女別で、内湯のみです。
以前は結構鄙びた浴室だったみたいですが、どうやら改装されたらしく、脱衣所、浴室とも、とても清潔で綺麗になっていました。
浴室中央に大きめの湯船があり、両脇は洗い場になっています。
共同浴場ですので、洗い場にシャンプーなどの備え付けはありません。

さて、肝心のお湯ですが、ごく僅かに黄味がかっても見える無色透明のもので、甘い硫黄臭が漂うものです。
肌触りがツルツルして気持ちが良く、掛け流し量が多くてお湯の鮮度が良い為か、お湯に浸かってじっとしていると体に細かい気泡が付着します。
強烈な個性がある訳ではありませんが、しっかりと特徴を感じるお湯で、毎日でも利用したくなってしまいますね。

湯口を見ると、良く見かけるタイプの湯口と、カランの注ぎ口のような湯口、2本が並んでいました。
高温源泉と冷水かと思いきや、どうも全く同じお湯が注がれているみたいです。
湯口の上には飲泉用のコップと、じょうごが置かれていました。
何故じょうごなんだろう・・・暫く考えたのですが、もしかしたらこれ、お湯をペットボトルに詰めて持ち帰る人用って事なのかな?
そう考えると、カラン注ぎ口形の湯口も、ペットボトルに汲むようと言う事で説明がつくわけで・・・

お湯を持ち帰る人にとって、ココまで用意が良い施設、とりあえず私が知る限りでは他に思いつきません。
お湯が良い事に対する自信の表れでしょう。
ペットボトルに詰めて持ち帰る事はしませんでしたが、少し嬉しくなってしまいました。

湯上り、受付にあるベンチで紅鮭を待っていると、女将さんが出てこられ、冷たい麦茶と、居酒屋のお通しみたいな、ニラ玉子炒めをご馳走して下さいました。
入浴者全員にしているサービスなのでしょうか。ニラ玉子炒めは幾つも用意されており、冷蔵庫に入っています。
私が東京から湯巡りに来ていると言うと、とても喜んで下さいました。

いやぁ、ココ、お湯も良いけど、細かい気配りだとか、女将さんの優しさだとか、色々と素晴らしい所ですね。
こう言う所は個人的に応援したいです。
宮之城温泉で湯巡りする際は、欠かさず入りたい、素敵な一湯でした。

2006年 10月6日 - 初訪問時のレポート

2007年 10月7日 - 再訪

およそ1年ぶりの再訪です。
ペットボトル汲み用の蛇口は健在。ザブザブ掛け流しでとても良いお湯です。
湯上りは、前回同様、お茶とお新香を頂いてしまいました。
湯巡りの途中で、あまりゆっくり出来ず、なんか申し訳ない・・・
またきまーす!

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