単純硫黄泉
（紫尾温泉上ノ湯） 50.3度 / ph9.4 / H13.8.27
Na+ = 110.2 / K+ = 0.9 / NH4+ = 1.0 / Ca++ = 0.8
F- = 2.8 / Cl- = 6.3 / HS- = 12.2 / HCO3- = 141.6
CO3– = 51.6 / H2SiO3 = 40.8 / 成分総計 = 373mg
鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2168
0996-59-8001
男女別内湯
200円
8:00 – 21:00
今回の宿泊先として選んだのがここ、しび荘です。
理由は幾つかあるのですが、簡単に2つだけ挙げると、お湯が良さそうで料理が美味しいと言う評判だったからです。
ちなみに一泊8700円。安い部類だと思いますが、普段素泊まりばかりな私からすると随分と奮発したものです。（笑）
なんせ、前日泊まったかじか荘なんて、2人で4700円ちょっとでしたからね。
さて、お風呂。
男女別の内湯と、貸切で利用出来る露天風呂があるのですが、まずは内湯から入りました。
浴室は少し古びていますが、しっかりと手入れされている様子で、そんなに鄙びた印象はありません。
入って右手側に丸い湯船、左手側に台形のコンクリート湯船がありました。
右手側の丸い湯船は、お湯は少し熱めで、ほんのりと青緑味を帯びた透明なものが張られています。こちらは共有源泉との事で、強い硫黄臭とツルツルする肌触りが特徴的です。
湯面すれすれにあるライオン湯口から熱い源泉がドバドバと掛け流されていました。お湯を口に含むと、苦い硫黄味がします。
ずっと長湯出来る温度では無いのですが、気持ちが良くてじっくりと入ってしまいました。
続いて台形のコンクリート湯船。
こちらのお湯は温めに調整されています。
湯口からそれなりに熱いお湯が注がれているのですが、温くなってしまうのは新湯投入量と浴槽の大きさのバランスでしょうね。
湯船が暗い色でしたので、お湯の色は分かりませんが、透明で所々灰色の湯花が舞っています。
硫黄臭、ツルツル感は、丸湯船のものに比べると少し控えめ。鮮度もあまり良さそうではありません。
ちなみに、こちらは独自源泉との事。
うーん、正直、共有源泉の熱いお湯の方が好きだなぁ。
でも、このお湯も温いお陰でずっと浸かり続ける事が出来るので、結果的に、好みの問題はおいておいて、どちらも同じくらいの時間浸かっていました。
翌朝、貸切露天風呂にも入りました。
すぐ目の前に川が流れるとてもワイルドな造りで、岩で組まれた湯船がひとつあるだけのシンプルなものです。
所々灰色の湯花が舞う透明なお湯が温めに張られていました。
印象としては独自源泉っぽいですが、実際どちらの源泉が使われているかは不明です。
野趣あふれる良いロケーションです。ただ、季節的にまだ蚊が出るので、お湯から迂闊に出て涼むと刺されそうです。
温いのが幸いしてずっとお湯の中に入っていられるのは幸いですが・・・
蚊を気にしながら入るのは落ち着かず、10分程度であがってしまいました。
季節を選ぶと気持ちが良さそうですね。
話によると、この紫尾温泉では、毎年5月から6月頃の短い期間ですが、ホタルを見ることが出来るそうです。
ホタルを見ながらこの露天風呂に入ると最高に気持ちが良いでしょうね。
オマケに、食事についても多少書きましょうか。。。
期待通りと言うか、凄かったです。量が多くて、これでもかと出てきます。
全部平らげると太るでしょうね・・・
一品一品見ると、決してお金が掛かっている訳では無さそうですが、見た目が良く盛り付けられており、それだけでも美味しく頂けます。
とりあえず印象に残っているのが、「鹿刺し」と「干し柿」です。
鹿刺し、そういえば北海道の味幸園で食べ損ねたんだよなぁ～
こちらの鹿刺しは冷凍で、味は美味いとも不味いとも、なんとも分かりません。
とりあえず食べれた事に感動。（ナンダそりゃ？ｗ）
デザート代わりに食べた干し柿は絶品でした。
自家製だそうですが、かなり熟した柿がシャーベット状態になっており、なんだか「マロンケーキ」を食べているような食感と風味があるんですね。
私も紅鮭も超満腹状態で、「モーいらない！」とか思っていたのに、不思議とこの干し柿だけは丸ごと全部食べれてしまいました。
朝ごはんも手抜かり無くとても美味しいです。
これで文句言う人がいたら、望みすぎと言うもの。
払った金額に見合ったサービスを求めましょう。＾＾；
↑夕食の一部（後からもっと出てくる）
↑鹿刺し
お湯と食事。評判から期待した通りな一面と、少し意外な一面がありましたが、とても良いお宿でした。
ここはまた泊まりに来たいですし、鹿児島で宿を探されているがいたら、無難にオススメできそうです。
あ、ひとつだけ残念なこと。風呂が24時間ではなく、夜10時までなのです。
これがあれば最高なのに。是非とも改善して欲しいですね。
2006-10/6
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