単純温泉?
成分表の掲示なし
熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺
男女別内湯
200円
8:00 – 19:00
黒川温泉街の中心地、直前に立ち寄ったふもと旅館のすぐ隣にあります。
通りから階段を少し降りた所に位置していて、ロケーション的には素晴らしいものがあります。
外観はデザイン的に田舎っぽく造られ過ぎているような不自然さを感じますが、悪くはありません。
入り口が非常に特徴的で、自動ドアになっているのですが、少し細工がされています。
自動ドアの前には回転扉の一部を切り取ったような柵があり、その柵の中に入ってお金を入れると扉が1秒だけ開き、中に入れるという仕組みです。
物凄い勢いで開き、同じく凄い勢いで閉まるので、ビックリしました。
無賃入浴を防止したり、ひとりぶんの金額で大勢が利用するのを防止する為の仕組みなのは分かりますが、これでは、杖をついたお年寄りや、体が不自由で機敏な動きを取れない人は、扉に挟まれ怪我をされるのがオチで、利用出来ません。
無賃入浴をするような連中は最低ですが、それを阻止する為には手段を選ばないと言う管理者側の姿勢にも疑問を感じます。
世の中から善意とか良識と言う物が無くなると、こんな物だらけになってしまうのかなと思い、悲しくなる造りです。
さて、内部。入り口のハイテク(?)なセキュリティーシステムとはうって変わり、どこにでもあるローテクな共同浴場です。
男女別内湯で、浴室と脱衣所は一体型。少し古びていて使い込まれた感じがします。
入り口は別として、個人的に好きな造りです。
浴室内には湯船が2つあります。浴室入って手前側はかなり熱く、50度以上るような感じがします。
攪拌すれば温度が下がるかなとも思いましたが、とりあえずパス。
奥がほぼ適温の浴槽になっていました。
お湯は無色透明で、僅かに金気臭と土類臭のようなものが香る物ですが、特徴に乏しいものです。透明ですが僅かに濁っており、湯底に置かれた足先が少し霞んで見えます。
源泉温度が高いので少量ずつお湯を注いでいるようで、鮮度は悪くはありませんが良くもありませんでした。
今回私が巡った黒川のお湯はどこもかしこも温く、唯一まともな温度でした。
エントランスの造り、個性的で面白いとは思いますが、改善した方が良いと思われ・・・
それ以外はいたって普通と言う感じの一湯です。
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