熊本県

共同浴場 (ホタルの里温泉) ★4.5

含硫黄-カルシウム-ナトリウム-(硫化水素型)(低張性弱酸性 高温泉)
44.2度

泉質名が変なトコで切れてる

熊本県阿蘇郡小国町大字北里天神平
男女別内湯
300円
8:00 – 22:00

2005年に洪水で流されてしまった共同浴場が復活しました。
洪水で流される前の共同浴場には入った事がありませんが、洪水の直後にココを訪れており、その際に仮設浴場を利用しています。
とても良いお湯だったと言う記憶があり、本施設が復活してどのようになったのか、常々気になっているところでした。

さて、その本施設。共同浴場ですので、復活しても作りはシンプルです。
男女別の内湯で、料金箱制。管理人は常駐していません。
300円と言う金額は、この辺りにある無人の共同浴場としてはどうかなと思われる金額なのですが、建て替えに伴う資金も回収しなければならないし、仕方が無いかな。
脱衣所もシンプルで、必要な物だけが揃っています。リニューアルされて変な方向に進んでいないので、かえって好感が持てます。

で、浴室。入って左手側が洗い場で、右手側が湯船。湯船は共同浴場のものとしては結構広く、5~6人同時でも居心地良く入浴出来るサイズなのですが、湯量が豊富なのです。
湯口からはドカドカとお湯が注がれ、湯船からは惜しげもなくお湯が溢れています。
お湯は薄っすらと白濁で、透明度50cm程でしょうか。粘土臭のような物が混じる硫黄臭で、東北のお湯を彷彿とさせる、とても濃い臭いがします。

お湯の温度は44度くらいで、適温よりは少し熱め。湯口からは素手でぎりぎり触れる程度に熱いお湯が注がれています。
ココに来る前に、黒川温泉の温いお湯続きで体が冷えていた為、このガツンと来る温度は非常に嬉しいものがあります。
湯口の真横に陣取ると、立ち込める湯気で硫黄臭に包まれ、夢見心地のような気分を味わうことが出来ます。

ちなみにこのお湯、仮設時代に入ったお湯と全然印象が違うのです!
以前も良いお湯でしたが、こんなに硫黄臭は強くなく、お湯をペットボトルに汲んで、後日焼酎で割って飲んだ程にアッサリしていて美味しいものでした。
それが、今ここにあるお湯は、まるで別物です!
このお湯で焼酎は飲みたくないです。(悪い友達に騙され、芋焼酎を蔵王で割って懲りたことがあるのです。w)

たいていの場合は、仮設の時のお湯が一番素晴らしく、本施設が出来上がって入るとガッカリするものだと思います。
ただ、ココに関しては別で、仮設時代は仮設時代の素晴らしいお湯でしたが、本施設になってパワーアップしていました。これには驚くほかありません。
源泉そのものが飛躍的に変化したのか、もしかしたら別源泉なのかも知れませんね。

立ち寄って本当に正解だった一湯です。
この近辺のお湯としては、奴留湯の共同浴場と並んでマストです。
近くを湯めぐりされる際は是非とも行程に入れて下さい!

2007-10/9

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