含放射能-ナトリウム-塩化物泉
(池田ラジウム鉱泉) 19.6度 / H16.10.15
Na+ = 2900 / K+ = 227 / Ca++ = 350 / Mg++ = 160
Li+ = 3.5 / Fe++ = 4.2 / Mn++ = 0.6 / Cr+++ = 5.5
Cl- = 4550 / F- = 3.5 / HCO3- = 1620 / SO4– = 455
I- = 1.2 / Br- = 12.3 / H2SiO3 = 159 / HBO2 = 86.4
HAsO2 = 3.8 / CO2 = 678 / 成分総計 = 11220mg
ラドン含有量:664×10-10 Ci/kg
島根県大田市三瓶町池田2660-2
0854-83-2833
内湯+ 露天風呂 × 2か所
300円
9:00 – 16:00
前日宿泊をした小屋原温泉「熊谷旅館」から車で15分程度の場所にある鉱泉です。
当初立ち寄るつもりも無かったのですが、熊谷旅館をチェックアウトする際、女将さんとこのお宿の事が話題になり、「湯めぐりをする方は皆さんチェックして行かれているようですよ」とのことでしたので、気になってしまい、行って見る事にしました。
さて、たどり着いた池田ラジウム鉱泉。どんなところかと思ったら、放泉閣と言うお宿がポツンと1軒あるのみでした。ラジウムを含む放射能船なだけに、お宿の屋号が放泉閣だそうで、何だか凄い名前です。
中に入ると、女将さんがいらっしゃいました。立ち寄りをお願いするとどうぞとの事。お風呂は2箇所あるようです。ただ、男女別と言う訳ではなく、どうやら貸切で使われている様子。
私達夫婦も貸切で使わせて貰う事が出来ました。
浴室はお宿の規模相応とも言うべき、こぢんまりとした物です。鉱泉なので、お湯は沸かしです。
湯船には板で蓋がされていたので、まずはそれを取り外しました。出てきたお湯は、少し温めに加温がされた、うっすら赤錆色に濁る物です。お湯の表面にうっすらと湯花が浮いています。
身を沈めてみたお湯の印象は、金気臭と炭酸臭を感じる物です。小屋原温泉の物と比較的近い感触があります。肌触りはしっとりペタペタします。
湯口のコックを捻ると冷たい源泉がドバドバと出ます。当然鮮度抜群!少し強めの炭酸臭を感じる事が出来る物で、口に含むと、炭酸特有の清涼感と、ほんのりと酸味を感じます。なかなか良い源泉ではありませんか!
でも、注ぎ足し過ぎると、お湯がどんどん温くなります。
そんな時は、ボイラーで浴槽内のお湯を沸かす事も可能。源泉を注ぎつつ、沸かすなんて、贅沢な事も出来ます。ただ、燃料高騰のこのご時世ですので、ほんの少し源泉を足して、沸かす時間も短めに済ませました。
続いて、露天。内湯からそのまま出ることが出来て、まるでベランダのようです。
こちらには非加熱の源泉でしょうか、冷たい鉱泉が張られていました。折りしも10月中旬、結構寒いです。
ただ、源泉投入量はほとんど無いに等しく、露天って事もあり、お湯は決して綺麗と言える状態では無かったので、手を突っ込んでみただけで、パスしてしまいました。
・・・ちょっと惜しいことをしたかな?
当初立ち寄る予定に無く、熊谷旅館の女将さんが薦めるままに入ってみたのですが、思いの他特徴的で、良いお湯だったので、ビックリしました。
ちなみにその後調べたら、なんと、ココはラジウムの含有量が国内屈指なのですね!
素通りする事無く、立ち寄ることが出来て、とても良かった一湯でした。
2008-10/14
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