アルカリ性単純温泉微硫黄泉
(都温泉)
岐阜県瑞浪市寺河戸町812-1
0572-68-3852
男女別内湯
500円
13:00 – 19:00
瑞浪駅から橋を渡り、川沿いにある、寂れた印象のするとても小さなホテルです。
実に分かりづらい場所にあり、小さな看板と、小さな玄関があるだけの、敢えて人目を避けているのではと思いたくなるような造りをしています。
個人的には大好きな門構えで、見つけた時は少し嬉しくなってしまいました。
なお、「岐阜都ホテル」と検索すると、岐阜市内の立派なホテルが出てきますが、そことは全くの別物です。念のため・・・
お風呂は男女別で、内湯のみです。この時は利用者がおらず、どちらも電気が消えており、脱衣所脇のスイッチで電気をつけてからの入浴となりました。
脱衣所に入って、まず最初に目に飛び込んだのが、デカデカと掲示された成分表。というか、成分表とは言っても、何の成分がどれくらい入っているかサッパリ分からないものです。
まぁ、それだけならばまだしも、泉質名の所に、「アルカリ性単純泉微硫黄臭」と書いてあるではありませんか!
多分、「アルカリ性単純温泉」で、微硫黄臭がするって意味なのでしょうが、続けて書かれるとそう言う泉質があるみたいで、少し笑ってしまいました。
(ちなみに、入り口券売機の所には「アルカリ性単純温泉微硫黄泉」と書かれていました。)
さて、浴室内部。タイル張りのお風呂で、とてもシンプルです。
湯船には無色透明のお湯が張られていました。
肌触りが多少ツルツルする、柔らかい印象を受けるお湯ですが、成分表にあった硫黄臭は一切感じません。
湯口は普通の蛇口で、湯花対策でしょうか、タオルが巻きつけられています。
最初お湯が出ていませんでしたが、捻るとドバドバとお湯が溢れ出しました。
冷鉱泉なので加熱しているようで、そのままだとかなり熱いです。冷水(泉?)の量も調整し、丁度いい温度にしてドバドバかけ流すとなかなか気持ちがいいです。
ただ、この湯口からも、硫黄臭を感じる事は出来ません。
話によると、カランで使用されるお湯も全て源泉との事でしたが、ツルツル感はあるものの、泉質名にもあった微硫黄臭は一切感じませんでした。
ちなみに、こぶりな家族風呂もあります。ポリバスが組まれたもので、少し広い家庭用風呂と言う感じのもの。
恐らく利用に応じてお湯を張るものと思われ、湯船のお湯は抜かれた状態になっていました。
宿泊すれば利用出来るのかな?
泉質だけで評価をすると、殆ど特徴を感じないので、少し面白味に欠けてしまいます。
ただ、立地といい、お風呂の雰囲気といい、結構気に入りました。
ネットでも余りレポートがされていない所なので、穴場的な楽しさもある一湯です。
2007-6/2
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