新潟県松之山温泉

ナステビュウ湯の山 (松之山温泉) ★3.5

ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
(湯坂温泉)95.7度 / ph7.53 / 220L / H6.5.31
Na+ = 3861 / K+ = 107.4 / Nh4+ = 18.1 / Mg++ = 5.9
Ca++ = 1820 / Sr++ = 166.1 / Li+ = 1.8 / Fe++ = 0.8
Cl- = 9364 / Br- = 30.9 / I- = 7.2 / SO4– = 89
HCO3- = 51.9 / F- = 2.3 / HS- = 0.2 / H2SiO3 = 87
HBO2 = 263.1 / CO2 = 19.3 / 成分総計 = 15900mg

新潟県十日町市松之山湯山1252-1
025-596-2619
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
10:00 – 21:00

松之山温泉の温泉街から少し離れた所にあるセンター系施設です。
温泉街から歩くと結構な距離なので、車で行くのが無難です。
今まで、松之山に訪れる度に目の前を通過していましたが、この手の施設がどうも好みでは無い私は、ずっと素通りしていました。今回はそろそろ松之山でも入った事が無い所が少なくなってきたので、気になって、立ち寄りです。

さて、中に入って、最初に驚いたのは、利用者の数です。何だかとても沢山の人で賑わっています。
家族連れだったり、お爺ちゃんお婆ちゃんだったり。もう、一体どこからこんな沢山の人が来たのだろうと言いたくなります。どうやら、ココは一度入ると一日ゆっくり出来るようで、また、料金も安いので、休みの日ともなると、大勢の人で賑わうみたいです。なるほど・・・

さて、お風呂。男女別でそれぞれに内湯と露天があります。
館内の大賑わいに、すごい芋洗いを覚悟してみましたが、入浴者の数は思った程でもありません。それでも想像よりは沢山の人が利用していた訳で、ちょっとビックリですけども・・・

まずは内湯。正面に10人以上でもゆったりと入れる広々とした湯船がひとつあります。
お湯はうっすら黄土色に濁る、松之山のお湯です。源泉は温泉街の物とは別で、ここは独自源泉を使用しています。ただ、お湯の系統は似ており、アブラ臭+クレゾール系薬品臭+金気臭なんかが混じる、実に不思議な匂いがします。
湯口は1箇所で、ココから熱いお湯が注がれています。ただ、源泉温度が高い為に、加水がされており、また、循環もされています。元々が特徴的なお湯なので、それでもしっかり松之山の個性を感じる事が出来ますが、湯使いとしてはちょっと難があります。
肌触りはビリビリ来る刺激的な物です。ビリビリを通り越して、なんだかヒリヒリって感じすらしてきます。
どんな湯使いされていても、流石は松之山と言わざるを得ません!

続いて露天。こちらは岩で組まれた岩風呂になっています。お湯は内湯と同じ源泉が張られています。
こちらも加水&循環と言う湯使い。ただ、お湯の鮮度は内湯よりも遥かに良く感じます。
少し熱めで、ずっと入っている事が出来ず、岩風呂の岩に乗って涼みながらの入浴です。松之山のお湯はあまり暖まらないので、長時間岩の上に座っていると、寒気が襲ってきます。
ただ、お湯も熱いので、ずっと入っては居られません。
自然と出たり入ったりの間隔が短くなります。

こちらには源泉100%と思われる湯口がついており、そこからは素手ではとても触れない熱湯がチョロチョロと注がれていました。
鼻先を近付けて匂いを嗅ぐと、強烈な松之山臭を感じます。
これを確認出来ただけでも、ここに来た価値があったと言うものかな?

個性的かつ良いお湯で、低料金でゆっくり出来る、素敵な施設です。
お湯の鮮度だけが目的であれば、他をお勧めしたいですが、週末ゆっくり過ごしたい非温泉マニアな方には良さそうです。
どんな湯使いでも個性を発揮する松之山の源泉。改めて凄いお湯だなぁと実感する事が出来た一湯でした。

2008-11/24

コメント