重曹泉
(千年湯) 19.6度 / S53.7.20
Na+ = 387.1 / K+ = 18.54 / Mg++ = 18.91
Ca++ = 20.04 / Fe++ = 1.201 / Cl- = 27.45
SO4– = 8.238 / HCO3- = 1189 / CO3– = 4.423
H2SiO3 = 83.54 / HBO2 = 21.19 / CO2 = 45.33
COD = 311.7 / 成分総計 = 2139mg
神奈川県川崎市高津区千年新町20-4
044-766-6240
男女別内湯 ・ 露天風呂
430円
13:30 – 0:30 (日祝日は11:00-23:30)
川崎市高津区の、こぢんまりとした商店街の一角にある銭湯です。
千年と書いて、「ちとせ」と読みます。
結構良いと言う話は聞いており、なんとなく気になっていたものの、近場だからか、なかなか足が向かずにいました。
今回、車で15分ほどの場所にある新寿湯が廃業されると言う事で、平日仕事が終わった後に湯めぐりする事になり、2軒目に立ち寄ってみました。
場所は車で行くには少々不便なところにあります。まず、駐車場がありません。銭湯の前には自転車が沢山停まっており、地元の人のお風呂だなぁと、改めて実感します。
駐車場は銭湯から歩いて150mほど離れた場所にあるコインパーキングを利用しました。
さて、お風呂。所謂銭湯ですので、至って普通の造りをしています。
それなりに年季を感じる物ですが、ちゃんと手入れがされており、不潔な印象は一切ありません。ロッカーには鍵がかかるのもうれしいです。
なんと、内湯だけでなく、露天まであります。
内湯は手前に洗い場、奥に湯船と言う、いかにも銭湯と言うレイアウトです。
洗い場にシャンプーや石鹸の備え付けはありません。桶や椅子を自分で持って行くのも銭湯ならではの仕組み。
さて、お湯。透明度5センチ程度の、とても濃い黒湯が張られた湯船が、左手側。
右手側には無色透明のお湯が張られています。
お目当ての温泉は、もちろんこの黒湯の方。
早速掛け湯・・・と思い、掛け湯をしてみたら、床が真っ黒になってしまいました。
ゴメンナサイ、いつもの癖で、湯船からお湯をくみ出して掛け湯してしまうのです。
黒湯でそれをやると床が真っ黒になるんですよね。あわてて、手前の洗い場のお湯で流し、綺麗に清掃。
気を取り直して入浴。お湯は44度くらいでしょうか。少し熱めの温度設定です。
肌触りがツルツルするお湯で、気持ちが良い。なんと、加温掛け流しで利用されているのだそうです。
黒湯銭湯でこのお湯使いはすばらしい!消毒のために塩素を入れていると思われますが、塩素臭がしないのも嬉しいです。
黒湯銭湯=塩素臭がして当たり前だと思っていたので、これには驚きました!
続いて露天風呂。内湯から外に出ることが出来ます。
こちらにあるのは、岩風呂のみ。4~5人ゆったりと入ることが出来るサイズの物です。
場所が場所だけに、屋根があって、展望は望めません。それどころか、向かいのマンションのベランダから見えてしまいます。
でもまぁ、私は男なんで、そんな事気にしません。女湯の方は大丈夫なのかな・・・?
お湯は内湯で使用されているものと同じ、黒湯です。こちらも加温されて掛け流されている様子。
こちらはぬるめで41度くらい。しかし、内湯でガッツリと温まってしまったので、ぬるめとは言え、とても強烈な印象です。
お湯の鮮度は、不思議とこちらの方が良く感じます。多分お湯の量や湯船の広さなんかが影響しているのだと思います。
お湯からは臭素臭とモール臭の混じったような、独特の臭いがしました。あまり他所では嗅いだことのない匂いで、ごく微弱なものですが、結構好きです。
とても気に入ってしまい、大半の時間を内湯で過ごしました。
黒湯銭湯にも良いお湯使いする所があるのだなぁと、感心してしまうと共に、良い所を見つけたと、嬉しくなってしまいました。
この近所に住めたら幸せだなぁ。思わず引越しをしたくなってしまいました。
私の家から行くには少々不便なのが残念でなりません。
関東の黒湯巡りをする方には、是非とも入って欲しいと思った、素敵な一湯です。
2008-5/28
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