含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉
(泡の湯源泉) 39.5度 / ph6.5 / 1600L(採掘自噴)
Na+ = 49.2 / K+ = 17 / Mg++ = 38.6 / Ca++ = 174.2
Cl- = 45.3 / HS- = 3.6 / SO4- = 10.2 / HCO3- = 782.5
H2SiO3 = 52.5 / CO2 = 390.8 / H2S = 12.9
長野県松本市安曇白骨4181
0263-93-2101
男女別内湯 ・ 露天 ・ 混浴露天
1000円
10:30 – 13:30
言わずと知れた、白骨温泉を代表すると言っても過言では無い泡の湯旅館に行って参りました。
入浴料は1000円。ハッキリ言って高いです。
でも、お湯の評判はすこぶる良いので、日帰りで利用させて頂けるだけでも有難いと思わなければですね。
旅館の裏手に日帰り入浴客専用の出入り口があり、そこから建物内に入ります。
受付で1000円を払うと、泡の湯旅館の銘が入ったハンドタオルをくれました。
仮にハンドタオル代が200円だとしても、入浴料800円でまだちょっと高い。でも、ふらっと立ち寄る人には嬉しいサービスかも知れませんね。
お風呂は内湯と男女別露天、旅行雑誌などでも有名な混浴の大露天風呂があります。
まずは内湯。脱衣所から入ってすぐの所に大きな湯船があり、2つに仕切られていました。
向かって右側にある大きめの浴槽が非加熱の源泉掛け流し。左側にある小さめの浴槽が加温掛け流しになっています。勿論私は非加熱の源泉掛け流しに入る。
こちらのお湯、湯温はおよそ38度前後と言った感じでしょうか。冬場だと言う事もあり、はっきり言って全然温まりません。
しかし、旅館の名前の通り、物凄い泡付きで、入って暫くすると体中が細かい気泡で包まれました。うーん、実に気持ちが良い!
臭いはほのかな甘硫黄臭。入れば入るほどに気持ちが良いお湯で、ぬるいせいもあり、出る事が出来なくなってしまう程です。
ちなみに、泡が抜けてしまう事を防ぐ為か、湯口は浴槽内にあるんですよね。
お湯の使い方を分かっている感じで嬉しくなってしまいました。
すぐ隣にある加温掛け流しのお湯にも入ってみました。
こちらはおよそ42度に調整されています。
38度のお湯に浸かった後だと、矢鱈と熱く感じます。しかし、すぐに体が慣れ、体の芯が徐々に温まってくるのが分かって面白いです。
仕方が無い事ですが、薄白濁に劣化しており、泡付きも僅かなものになっていました。
源泉掛け流し浴槽で冷えた体を温めるにはとても良いお湯です。
2つの浴槽を行ったり来たりしながら入るのがオススメ。
(と、言いつつ、私はずっと非加熱浴槽に入りっぱなしでしたが・・・)
噂どおりに素晴らしいお湯で、何でもっと早く訪れなかったのかと少し後悔しました。
もう、内湯だけで大満足な私ですが、いちおう露天も見てみる。
まず、男性用の露天風呂。内湯のすぐ隣にあります。
白濁しており、お湯は劣化している模様。別に景色が良いわけでもなく、入らずに通過。
次に大人気の混浴大露天風呂。雑誌などの写真で何度も見たことがある造りで、実際目の前にしてみるとちょっと感動します。
ただ、期待していたピンポン玉が浮いておらず、ちょっと残念。
さて、お湯はと言うと、透明度30センチほどに白濁しています。かなり劣化している模様。
深い浴槽なのは良いですが、湯底はコケでしょうか、妙にヌルヌルします。
湯花以外にもコケやらゴミなんかが浮いており、清潔感が全くありません。
お湯はかなり温く、37度あるかないかと思われます。
僅かながら泡付きが見られ、源泉の底力を感じましたが、あまり長湯する気にもなれずすぐに内湯へ戻ってしまいました。
そもそも、私は混浴が好きではありませんし、私的にはどうでも良い大露天風呂です。
しかし、何故か殆どの人は大露天風呂に行ってしまうので、内湯は常にガラガラでした。
お陰で内湯でゆっくり入れるので、大露天風呂様様って感じですね。
湯あがり、浴場の入り口付近にある飲泉所で温泉を飲んでみる。
硫黄臭の甘苦さが分かるお湯で、炭酸成分が口の中でシュワっと弾けます。
なかなか美味しいお湯で、結構飲んでしまいました。
うーむ、美味。持って帰って焼酎と割ってみたかったです。手持ちの空き容器が無く残念・・・
冬場だったので、想像したよりも利用者が少なかったのが救いです。(それでも多いけど)
夏場だと凄い数の人でごった返しそうですね。
でも、是非とも夏場に再訪してみたいと思いました。
数泉なんかしては勿体無い、じっくり時間をかけて楽しみたい一湯です。
2006年 1月30日 - 初訪問時のレポート
2008年 11月2日 - 再訪
再訪しました。3年ぶりくらいです。
折りしも紅葉の真っ最中なので、開湯前の15分に行きましたが、既にちらほらと人が訪れています。
玄関先には数組が既に並んでおり、私もその列に。その後どんどん人が増え始めて、オープン時には100人近くが列を作っていました。こんなに沢山の人間入るのだろうか・・・?
でも、そこはそれ、結局入っちゃうから、驚きです。流石露天が広いだけの事ありますね。
今回もやっぱり、入浴客のほとんどが露天目当てで、露天に直行してしまいます。お湯は断然内湯の方が良いのに、みんな、目も呉れずに、露天へと行きます。
個人的にはそれで助かりますけどね。
結局、内湯で1時間くらいまったり入浴。前回同様、今回も体中を泡だらけにして、素晴らしいお湯をじっくり堪能。内湯には常時5~6名しかいないので、慌しい事もありません。
ただ、露天は酷い事になっています。帰り際にちらっと覗いたら、人だらけです。白濁のお湯に浸かって、頭だけ浮いているように見えます。
ムスカ風に言うと、「見ろ!人がゴ(以下略)」でした。
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