泉質不明
長野県飯山市富倉滝野脇
男女別内湯
200円
営業時間 不明
友人の運転でたどり着く事が出来た、山の中にあるいで湯です。
自力でもう一度来いと言われても、道を覚えていないので、たどり着けるかどうか微妙です。
坂を登りきった所にあり、外観はまるで仮設共同浴場のような鄙びた造りをしていました。
管理人不在で、料金は料金箱に入れる仕組みになっています。
直前に訪れた「不動の湯」とイメージが似ていますが、こちらの方が垢抜けておらず、素朴さに磨きがかかっているような印象です。
内部は、3人も入ると少々手狭に感じる脱衣所がひとつと、脱衣所の狭さに見合った程度にこぶりな浴室がひとつだけある、とてもシンプルなものでした。
外観からも想像出来る通りの、プレハブみたいな手作り感溢れるもので、鄙びっぷりがとても落ち着けます。
浴室内には湯船がひとつあり、詰めれば4人、何とか同時にと言った程度のものでした。
お湯は無色透明で、無味無臭。湯口からザブザブと豪快にお湯が注がれていますが、残念ながら、これは循環されたものの様子。
同じ量だけ吸い込まれている様子で、浴槽からお湯が溢れる事はありません。
肌触りは、ほんの少しだけツルツルするかなという程度の印象。あまり特徴を感じません。
循環湯口とは別に、蛇口がついており、こちらを捻ると冷鉱泉の源泉が出てきました。口に含むと、少しキシキシするような舌触りがあり、僅かに金気味がします。
加熱し循環した事により、源泉の特徴が失われてしまっているようです。
源泉そのものの素性はとても良さそうですね。沸かしで使う燃料代などを考えると、循環してお湯を大切に使う事は致し方無い事ですが、是非とも手を加えていない源泉にも入ってみたかった気がします。
お湯の個性を重視する人には少々物足りないかも知れませんが、鄙びた雰囲気は特筆に値するものです。
温泉として評価した場合、少々辛口にならざるを得ませんが、個人的にはとても楽しむ事が出来ました。
いつまでも素朴なままでいて欲しいと思った一湯です。
2007-7/15
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